...彼とのケンカは腕力沙汰に発展した...
...腕力沙汰で解決するつもりはない...
...あいつの腕力沙汰は尋常じゃない...
...腕力沙汰に強い方は勝つのではなく、賢い方が勝つ...
...腕力沙汰をする前に話し合いをすることが大切だ...
...橋本(粕谷)茂木(佐藤)等と板垣派とは意見が合はず遂に腕力沙汰に及んで茂木氏はしたたか襲撃せられました...
石川三四郎 「浪」
...本当に腕力沙汰に及んだこともあるが...
豊島与志雄 「狐火」
...今にも腕力沙汰(ざた)になるかと思われた...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...実際の腕力沙汰(ざた)になることはめったになかった...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...兎に角腕力沙汰は控えたが宜しいですよ...
豊島与志雄 「電車停留場」
...腕力沙汰を突発せしめたのだから...
中里介山 「大菩薩峠」
...それが腕力沙汰にまでなった時...
中里介山 「大菩薩峠」
...たとひ露骨な腕力沙汰が個人の本能だとしても...
夏目漱石 「点頭録」
...だが直ちに腕力沙汰に及ぶと云ふ其前に...
福澤諭吉 「明治三十一年三月十二日三田演説會に於ける演説」
...現行を差押へて腕力沙汰に訴へぬ限り...
牧野信一 「心象風景(続篇)」
...一思ひに腕力沙汰をもつて捻ぢ伏せてしまはうと決心し...
牧野信一 「バラルダ物語」
...腕力沙汰にも及ばうとしたのであつたが...
正宗白鳥 「昔の西片町の人」
...それでも私はやっぱり面白く思ったのは、少年の町のその牧師が、アメリカ精神としての自治の心をつよく子供たちに養成しているところ(町のシステム全般に)、男の子同士の正義感からの闘志を或点みとめて、腕力沙汰を、フェア・プレイとしてボキシングで放散させるところ、その牧師先生自身なかなか体力敏捷であって、素早(すば)しこい悪たれ小僧に決してまけない男としてあらわされているところ、アメリカの感情がよく出ていると思いました...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...腕力沙汰になりかねない息巻きなので...
吉川英治 「銀河まつり」
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