...いざという場合には腕まくりでも尻まくりでも出来たのである...
犬田卯 「米」
...通知状を刷るためにたちまち腕まくりで蒟蒻版の刷にとりかかるもの...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...腕まくりで歩きまわって...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「ねむい」
...派手な柄の浴衣(ゆかた)がけで腕まくりで立て膝をしていた...
徳田秋声 「爛」
...玄関から座敷へ通つて見ると、寺尾は真中(まんなか)へ一貫張(ばり)の机を据ゑて、頭痛がすると云つて鉢巻(はちまき)をして、腕まくりで、帝国文学の原稿を書(か)いてゐた...
夏目漱石 「それから」
...玄関から座敷へ通って見ると、寺尾は真中へ一閑張(いっかんばり)の机を据えて、頭痛がすると云って鉢巻をして、腕まくりで、帝国文学の原稿を書いていた...
夏目漱石 「それから」
...フロント係の大橋さんがワイシャツの腕まくりでいそがしそうにやってきて...
久生十蘭 「だいこん」
...本郷氏は書物に滿ちた下宿の一室で腕まくりで論文作成に沒頭してゐた...
牧野信一 「文學的自叙傳」
...本郷氏は書物に満ちた下宿の一室で腕まくりで論文作成に没頭してゐた...
牧野信一 「文学的自叙伝」
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