...二僕の舌や口腔は時々熱の出る度に羊歯(しだ)類を一ぱいに生やすのです...
芥川龍之介 「囈語」
...誰か満腔の誠意を以て歓呼の声を揚げざらむ...
石川啄木 「渋民村より」
...スカモニアおよびエラテリウムのような腸内浄化下剤を使うのを躊躇しなかった! 彼は胸腔内や腹腔内の液体を打診および聴診により診察し...
ジェイムズ・サンヅ・エリオット James Sands Elliott 水上茂樹訳 「ギリシャおよびローマ医学の概観」
...満腔(まんこう)の感謝の意を表さねばならぬと思います...
高神覚昇 「般若心経講義」
...自分の口腔(こうこう)全体に対して異常に大きく...
寺田寅彦 「柿の種」
...満腔(まんこう)の慷慨(こうがい)黙々に付するに忍びず...
徳富蘇峰 「将来の日本」
...もしその満腔のインスピレーションの火山の如く燃え来るや...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...又た満腔の敬意を以て之れを迎へざること能はざりき...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...鼻腔の処へハンカチをあてがつた...
原民喜 「雲雀病院」
...ただ傷口と口腔から...
平山千代子 「「みの」の死」
...果して以何に所理するかはまあ俺に任して置け!」「どうぞ!」と樽野は満腔の依頼をもつて...
牧野信一 「円卓子での話」
...かく迄も後進の言動を留意し指導して下さる同氏の御熱心に対して茲(ここ)に謹しんで満腔の敬意を払う次第である...
夢野久作 「甲賀三郎氏に答う」
...全部の木牛流馬の口腔のネジを左にまわし...
吉川英治 「三国志」
...上野介が口腔いっぱいに...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
...鼻腔(びこう)でつよい息をしていた...
吉川英治 「日本名婦伝」
...鼻腔で呼吸しはじめた...
吉川英治 「梅里先生行状記」
...鼻腔でかすかな息をしながら...
吉川英治 「宮本武蔵」
...ただ彼女が哀れな中宮の運命によせた満腔(まんこう)の同情を...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
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