...吾人は貞淑(ていしゅく)なる夫人のために満腔(まんこう)の同情を表(ひょう)すると共に...
芥川龍之介 「馬の脚」
...彼等が胸腔に満々たる野心と...
芥川龍之介 「木曾義仲論(東京府立第三中学校学友会誌)」
...これこの古帽先生が其満腔の愛国心を発表しえたる唯一の機会なりし也...
石川啄木 「閑天地」
...そして鼻腔を抑えた...
犬田卯 「錦紗」
...その切り取った腹腔(ふっこう)のところから...
海野十三 「時限爆弾奇譚」
...スカモニアおよびエラテリウムのような腸内浄化下剤を使うのを躊躇しなかった! 彼は胸腔内や腹腔内の液体を打診および聴診により診察し...
ジェイムズ・サンヅ・エリオット James Sands Elliott 水上茂樹訳 「ギリシャおよびローマ医学の概観」
...肺動脈および右心腔の拡張によって示される...
ジョン・スノウ John Snow 水上茂樹訳 「コレラの伝染様式について」
...おじさんの紙腔琴(しこうきん)に合わせて伴奏をするところも呼吸がよく合って愉快である...
寺田寅彦 「映画雑感(3[#「3」はローマ数字、1-13-23])」
...その雌の体内で外套膜腔(がいとうまくこう)の中に奇妙な細長い虫のようなものが見出された事があるので...
寺田寅彦 「話の種」
...口腔外科の診察室は三階にあるので...
外村繁 「日を愛しむ」
...私は依然として口腔外科へは週に一度...
外村繁 「澪標」
...七月十一日から始った口腔内の出血が...
中谷宇吉郎 「露伴先生と神仙道」
...僕の紙腔琴(シャルマンカ)を買わないかい...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...紙腔琴(シャルマンカ)も一緒に...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...そつと鴉の羽根で泥のやうな鼻腔を擽つてやつた...
牧野信一 「剥製」
...二つの鼻腔から壮烈な蒸汽を迸らせるかと見る間もなく...
牧野信一 「剥製」
...未亡人と娘は名探偵に満腔(まんこう)の感謝を捧げた...
夢野久作 「書けない探偵小説」
...彼の唇(くち)と鼻腔が出る息を結んだ時であった...
吉川英治 「宮本武蔵」
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