...あとで勃凸と腐れ縁を結ぶやうになつた「おんつぁん」だつた...
有島武郎 「骨」
...この安川と一寸法師とは十年来の腐れ縁に相違ないのだ」「だが...
江戸川乱歩 「一寸法師」
...一と思いに腐れ縁を切ってしまわなくっちゃというので...
大杉栄 「獄中消息」
...しかたのない腐れ縁なのである...
高村光太郎 「緑色の太陽」
...どうせ腐れ縁だから...
徳田秋声 「縮図」
...それからの腐れ縁じゃないか知らなどとも考えてみました...
中里介山 「大菩薩峠」
...当座の腐れ縁とはいえ...
中里介山 「大菩薩峠」
...腐れ縁ながら提携してしまってみると...
中里介山 「大菩薩峠」
...腐れ縁といえば、信州の浅間の湯から、この女にとりつかれている...
中里介山 「大菩薩峠」
...そうしてこの独占会社が従来政党とどういう腐れ縁があり...
中里介山 「百姓弥之助の話」
...鮨じゃないがこれも腐れ縁でねえ……」三津五郎(みつごろう)常盤橋御門内...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...「これが世に言う腐れ縁さ...
久生十蘭 「魔都」
...醜貌の上に無教養至極だつた女との腐れ縁の生活が絶えようとしてはまた続き...
正岡容 「滝野川貧寒」
...彼らの腐れ縁はいつまでも終わらず...
正岡容 「わが寄席青春録」
...こちらが果てしない腐れ縁に悩まされだしたのである...
正岡容 「わが寄席青春録」
...腐れ縁さ...
室生犀星 「蒼白き巣窟」
...いや官と政商の腐れ縁といったほうがいい...
吉川英治 「新・水滸伝」
...榊原はどうせ腐れ縁だ...
吉川英治 「松のや露八」
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