...こんな事を申し上げては私の口が腐る思ひが致しますけれども...
太宰治 「右大臣実朝」
...この雨にみんなの心が腐る...
橘外男 「令嬢エミーラの日記」
...溝(どぶ)の日に乾く臭(にほひ)と物の腐る臭(にほひ)と沈滞した埃(ほこり)の交(まじ)つた空気の臭(にほひ)とが凄(すさま)しく鼻を衝(つ)いた...
田山花袋 「父の墓」
...早く腐るようにそんな所へ入れられるんだ...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...腐るような雨の音を聞いて竜之助は...
中里介山 「大菩薩峠」
...池に漬つて腐るのは...
ジャン・ニコラ・アルチュール・ランボー Jean Nicolas Arthur Rimbaud 中原中也訳 「ランボオ詩集」
...達磨(だるま)と云う坊さんは足の腐るまで座禅をして澄ましていたと云うが...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...源太郎は昨夜放つて置けば腐ると言つた相だから...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...……あんまり、気が腐るけ、「六ゾロ」にでも寄って、源公と一杯やろうかと思うて、行きよった」「労働組合が出来ても、うまい具合には行かんとみえるな」「勝則が、やっと、仲仕の組合を作って、いろいろやっとるけんど、……資本家というものは、なかなかなあ...
火野葦平 「花と龍」
...そりや肉体は腐らないけどねえ、精神が腐るんだ、いや腐らされざるを得ないんだ...
北條民雄 「道化芝居」
...「ここには腐るほど食物がある...
本庄陸男 「お菜のない弁当」
...雨露の雫(しずく)に熟し腐るを山賤見出して持ち返り...
南方熊楠 「十二支考」
...腐るをアメルといふ動詞も東北にはある...
柳田國男 「食料名彙」
...その屍体をモデルにするつもりで腐るのを待った...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...根へ酒を注ぐ、土に泌みる、泌みて腐る、何か肥料の成分となるのであらう...
横瀬夜雨 「五葉の松」
...この飯が腐るまで...
吉川英治 「江戸三国志」
...幕府の御家人なら親木と一緒に腐るのが当然だし...
吉川英治 「松のや露八」
...腐るな腐るな」「いやあ...
蘭郁二郎 「宇宙爆撃」
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