...しめり過ぎた処に蒔けば腐る...
石川三四郎 「百姓日記」
...バケツの水はじきに腐るのに...
ソーロー Henry David Thoreau 神吉三郎訳 「森の生活――ウォールデン――」
...父様の心も腐る...
橘外男 「令嬢エミーラの日記」
...東洋思想の解説者はなるほど腐る程いるかも知れない...
辻潤 「錯覚自我説」
...それよりも堂々ともっともらしい大看板を掲げてヒドイことをやっている奴が腐る程あるのではないか...
辻潤 「ふもれすく」
...早く腐るようにそんな所へ入れられるんだ...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...達磨(だるま)と云う坊さんは足の腐るまで座禅をして澄ましていたと云うが...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...それは「腐る」(不発)のがあると...
葉山嘉樹 「坑夫の子」
...まるで面白くなさゝうで腐る...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...日に当たって腐るか干からびるか分からないし...
アーネスト・ヘミングウェイ Ernest Hemingway 石波杏訳 Kyo Ishinami 「老人と海」
...「ここには腐るほど食物がある...
本庄陸男 「お菜のない弁当」
...死骸の腐るまで検視が来ないのは...
宮嶋資夫 「恨なき殺人」
...1685摘まぬ間(ま)に腐る果(このみ)でも...
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」
...腐るをアメルといふ動詞も東北にはある...
柳田國男 「食料名彙」
...あんまり威張り腐るけにこの風呂敷は故意(わざ)と渡さずに置いた...
夢野久作 「狂歌師赤猪口兵衛」
...その屍体をモデルにするつもりで腐るのを待った...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...当藩士の意気組は腐るばっかり...
夢野久作 「名君忠之」
...×林檎(りんご)が腐る...
與謝野晶子 「晶子詩篇全集」
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