...腐るべきものは木の葉といわず小屋といわず存分に腐っていた...
有島武郎 「カインの末裔」
...土地が堅いために幾月もの間浸み込まずに腐るのです...
江南文三 「佐渡が島から」
...埋められて腐るか...
丘浅次郎 「我らの哲学」
...冬の余所(よそ)行きを拵えて頂戴」「僕は当分そんな物は買ってやらんよ」「どうしてなの?」「着物は腐るほどあるじゃないか」「腐るほどあったって...
谷崎潤一郎 「痴人の愛」
...指が腐るぞ」益満は...
直木三十五 「南国太平記」
...お絹様――金というものは腐るほどあっても...
中里介山 「大菩薩峠」
...それは「腐る」(不発)のがあると...
葉山嘉樹 「坑夫の子」
...腐るものはなにもない...
久生十蘭 「手紙」
...南極大陸には細菌も黴菌も生棲せず、空気はものすごく乾燥しているので、ここでは、ものが腐るとか、変質するとかいうことは絶対にない...
久生十蘭 「南極記」
...くだすというのは腐ることである...
正岡子規 「くだもの」
...そこから肉が腐る...
三澤勝衛 「自力更生より自然力更生へ」
...睡人を左へ右へ転ぜしめてその体の腐るを防ぎ...
南方熊楠 「十二支考」
...中庭の黒い地面からはものの腐る温いにおいがした...
「赤い貨車」
...どうして生きておれるんだろう? 死? シ? 腐るんだ...
三好十郎 「胎内」
...あげな歌バッカリ毎日毎晩歌わにゃならんちうたなら俺でも考える」「第一魚市場の魚が腐る」「アハハハッ……人間でも腐る...
夢野久作 「近世快人伝」
...気の腐るまま宿を出て...
吉川英治 「江戸三国志」
...世が腐るより先に...
吉川英治 「大岡越前」
...幕府の御家人なら親木と一緒に腐るのが当然だし...
吉川英治 「松のや露八」
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