...心の腐るような気持になることがないではないけれど...
有島武郎 「北海道に就いての印象」
...湿つた空気に曝しておくと、鉄は腐る...
アンリイ・ファブル Jean-Henri Fabre 大杉栄、伊藤野枝訳 「科学の不思議」
...バケツの水はじきに腐るのに...
ソーロー Henry David Thoreau 神吉三郎訳 「森の生活――ウォールデン――」
...父様の心も腐る...
橘外男 「令嬢エミーラの日記」
...東洋思想の解説者はなるほど腐る程いるかも知れない...
辻潤 「錯覚自我説」
...露時雨(つゆしぐれ)夜ごとにしげくなり行くほどに落葉朽ち腐るる植込(うえごみ)のかげよりは絶えず土の香(か)薫(くん)じて...
永井荷風 「矢はずぐさ」
...それは「腐る」(不発)のがあると...
葉山嘉樹 「坑夫の子」
...雨露の雫(しずく)に熟し腐るを山賤見出して持ち返り...
南方熊楠 「十二支考」
...池水のやうになつて腐る...
森鴎外 「假名遣意見」
...私たちは手が腐るなどといいながらも...
柳田國男 「野草雑記・野鳥雑記」
...当藩士の意気組は腐るばっかり...
夢野久作 「名君忠之」
...定ったことに感心し直さないようなら定ったことは腐る...
横光利一 「夜の靴」
...林檎(りんご)が腐る...
與謝野晶子 「晶子詩篇全集」
...気の腐るまま宿を出て...
吉川英治 「江戸三国志」
...この飯が腐るまで...
吉川英治 「江戸三国志」
...玄徳の骨も腐るまで...
吉川英治 「三国志」
...およそ桃の葉が落ちて渓水(たにみず)に入り久しく腐るものは必ず激毒をもっていますから馬にも飲ませてはいけません...
吉川英治 「三国志」
...――若い骨が、腐るまでと、五十年の道中を、たった、三月か半年に、縮めようと努力している一角だった...
吉川英治 「無宿人国記」
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