...バケツの水はじきに腐るのに...
ソーロー Henry David Thoreau 神吉三郎訳 「森の生活――ウォールデン――」
...もう腐るようなことはない)老婆は仏壇の明りをしめして来て...
田中貢太郎 「地獄の使」
...私は身心が腐るほど寝た...
種田山頭火 「其中日記」
...それよりも堂々ともっともらしい大看板を掲げてヒドイことをやっている奴が腐る程あるのではないか...
辻潤 「ふもれすく」
...なかなか腐るものじゃないんでしょうから...
豊島与志雄 「林檎」
...腐るような雨の音を聞いて竜之助は...
中里介山 「大菩薩峠」
...われわれの気まで腐るさ」「そう言ってみましょう」久助が...
中里介山 「大菩薩峠」
...よっぽど気をつけないと途中でね」「腐るの」千代子が聞いた...
夏目漱石 「彼岸過迄」
...源太郎は昨夜放って置けば腐ると言ったそうだから...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...それは「腐る」(不発)のがあると...
葉山嘉樹 「坑夫の子」
...腐るまでそれを描くと...
久生十蘭 「予言」
...まるで面白くなさゝうで腐る...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...」「慮外者(りょがいもの)、耳が腐る...
室生犀星 「野に臥す者」
...腐るをアメルという動詞も東北にはある...
柳田國男 「食料名彙」
...この飯が腐るまで...
吉川英治 「江戸三国志」
...玄徳の骨も腐るまで...
吉川英治 「三国志」
...世を経(へ)なばよしなき雲もおほひなむいざ入りてまし山(やま)の端(は)の月難攻不落も、腐る時は腐る...
吉川英治 「新書太閤記」
...――若い骨が、腐るまでと、五十年の道中を、たった、三月か半年に、縮めようと努力している一角だった...
吉川英治 「無宿人国記」
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