...金眸が脾腹(ひばら)を丁(ちょう)と蹴(け)れば...
巌谷小波 「こがね丸」
...脾腹をしたたか突かれて眼をまわしたので...
海野十三 「浮かぶ飛行島」
...脾腹(ひばら)をドスンと一つきやられて...
海野十三 「赤外線男」
...運わるく脾腹(ひばら)をうったものらしかった...
海野十三 「爆薬の花籠」
...脾胃(ひい)を害(そこな)い頓死云々(うんぬん)...
江見水蔭 「備前天一坊」
...彼は脾臓を役に立たない臓器と考えていた...
ジェイムズ・サンヅ・エリオット James Sands Elliott 水上茂樹訳 「ギリシャおよびローマ医学の概観」
...澱んでいる水を飲むと脾臓が固く腫れるとヒポクラテスの言ったことは強調する重要性がある(38)...
ジョン・スノウ John Snow 水上茂樹訳 「コレラの伝染様式について」
...脾臓はもともと手のひらより小さいくらいのものなのだが...
永井隆 「この子を残して」
...女性原理、すなわち元素の湿気はより固体の臓器(肝臓、心臓、肺、脾臓、腎臓)を座にする...
マクス・ノイバーガー Max Neuburger 水上茂樹訳 「医学の歴史」
...脾(ひ)の臟から心の臟を破つたと孝吉が言つた筈だ...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...彼女の脾(しび)れている足もとへ落ちた...
プーシキン Alexander S Pushkin 岡本綺堂訳 「世界怪談名作集」
...腹に脾(ひ)なく...
南方熊楠 「十二支考」
...ある種の想像はただ脾臓(ひぞう)にだけ働くのに...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...残った一人が短刀を抜きざま正吉の脾腹(ひばら)へひと突き...
山本周五郎 「お美津簪」
...――正吉も脾腹の傷に耐えかねて...
山本周五郎 「お美津簪」
...いかに脾肉(ひにく)を嘆じたところで...
吉川英治 「三国志」
...左右から脾腹(ひばら)に短剣を加え...
吉川英治 「三国志」
...ばばの脾腹(ひばら)を蹴とばした...
吉川英治 「宮本武蔵」
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