...ずんと脳天へひゞき...
飯田蛇笏 「薄暮の貌」
...彼の脳天(のうてん)にはげしい一撃が加わって...
海野十三 「鞄らしくない鞄」
...君の脳天を撃ち抜くよ!死人(しびと)は咬みつかないはずだね...
スティーブンソン Stevenson Robert Louis 佐々木直次郎訳 「宝島」
...息も詰まらんばかりの憎しみと激怒とが私の脳天に衝き上げてきた...
橘外男 「陰獣トリステサ」
...なんだか脳天が痛いような気がする...
田山花袋 「少女病」
...三人の女が総がかりで脳天を氷で冷やすという騒ぎだ...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...彼の脳天を動きつつある雲の往来(ゆきき)がよく解った...
夏目漱石 「行人」
...脳天が――ことに若い女の脳天がそんなに禿げちゃ見苦しい...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...その次には脳天を平らに刈って左右は真直に切り落す...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...後ろから脳天をやられたらしく...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...ちょうど脳天へ傷を受ける可能性はこれ以外に想像できないからね...
平林初之輔 「犠牲者」
...斧を彼女の脳天に打ちこんだ...
エドガー・アラン・ポー Edgar Allan Poe 佐々木直次郎訳 「黒猫」
...脳天から足の先まで物の見事に唐竹割りにした」と...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...鉄鎚(かなづち)で脳天を喰らわしてやるんだぞ...
夢野久作 「鉄鎚」
...偉大な悪魔が実在していないものか知らん……あの叔父のスベスベした脳天へ...
夢野久作 「鉄鎚」
...馬十の脳天を唐竹割にし...
夢野久作 「白くれない」
...脳天から褄先(つまさき)へかけて斬り込んできた...
吉川英治 「剣難女難」
...相手の脳天(のうてん)をねらってとんだ...
吉川英治 「神州天馬侠」
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