...そばの脱殻機が壊れたため、手で脱殻しなければならなかった...
...米を買ってきたら、脱殻しなきゃいけない...
...大豆の脱殻は手間がかかる...
...豊作のため、脱殻機の修理が必要になった...
...無農薬の大豆を自家用に脱殻することにした...
...そなたも知(し)る蛇(へび)の脱殻(ぬけがら)――丁度(ちょうど)あれに似(に)た薄(うす)い薄(うす)い皮(かわ)が...
浅野和三郎 「霊界通信 小桜姫物語」
...蝉の脱殻を探し廻ったりした...
豊島与志雄 「土地」
...「こりゃ只者でござらぬ」まさしくは三百両の金を今まで呑んでいたその脱殻(ぬけがら)なのだから只者ではない...
中里介山 「大菩薩峠」
...武帝の崩御(ほうぎょ)も昭帝の即位もかつてのさきの太史令(たいしれい)司馬遷(しばせん)の脱殻(ぬけがら)にとってはもはやなんの意味ももたないように見えた...
中島敦 「李陵」
...今は脱殻(ぬけがら)のごとく彦太郎は...
火野葦平 「糞尿譚」
...蛇(へび)の脱殻(ぬけがら)を見て捕(とら)えんとする者のごとし...
福沢諭吉 「旧藩情」
...」「道場は何処にあるのですか?」「築山の向方から大蛇の脱殻の径を越えて...
牧野信一 「天狗洞食客記」
...あの竜のの生ひ繁つた径は古来から「大蛇の脱殻の道」と称ばれてゐた...
牧野信一 「天狗洞食客記」
...あはや没落に瀕した時に偶然にも七世の手で脱殻が拾はれると間もなく...
牧野信一 「天狗洞食客記」
...今や「大蛇の脱殻の道」を降り終へて...
牧野信一 「天狗洞食客記」
...まぶしい朝の陽りを浴びた脱殻の道は白く光つて...
牧野信一 「天狗洞食客記」
...我にもあらで脱殻(ぬけがら)のようになって居る...
正岡子規 「恋」
...次ぎの段階に移り進んで死んで脱殻になつてしまつたのである...
水野葉舟 「言文一致」
...うつそみの脱殻(ぬけがら)よりも忌(い)まわしいこの病身...
夢野久作 「名娼満月」
...落ちている蝉の脱殻を手にしたときのような...
横光利一 「旅愁」
...今や弊悪(へいあく)の脱殻...
吉川英治 「上杉謙信」
...革新脱殻(だっかく)の意気に燃えている東方との相違だ...
吉川英治 「黒田如水」
...一苦悩期を脱殻(だっかく)した日からであった...
吉川英治 「剣の四君子」
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