...自らこの境遇を脱することが出来なかったのであります...
伊波普猷 「琉球史の趨勢」
...彼驚いて曰く「否々余は苦痛より脱するを欲す...
徳富蘇峰 「将来の日本」
...尋常愛國者の軌轍を脱する能はず...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...尋常愛国者の軌轍を脱する能はず...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...粗暴矯激にして軌道を逸脱するの亡状は...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...その凡庸な域を脱するために努力をするよりもむしろ...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...それから解脱することを得る...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...却ってその闇から脱する途のように感ぜられた...
豊島与志雄 「二つの途」
...それから脱するには身を殺すより外に途はなかった...
豊島与志雄 「二つの途」
...フラマン人は西班牙(スペイン)政庁の羈絆(きはん)を脱するや最近十九世紀の文明に乗じて一大飛躍を試みたる国民たり...
永井荷風 「江戸芸術論」
...又は國籍を離脱する自由を侵されない...
日本国 「日本國憲法」
...……彼がその何回目かの彼の「危機」から脱するためには...
堀辰雄 「恢復期」
...もろもろの慾念から離脱することによつて初めて眞の認識は可能になる...
三木清 「認識論」
...彼の一生はついにこのディレンマから脱することができなかった...
柳宗悦 「工藝の道」
...一時の当惑から脱すると...
吉川英治 「三国志」
...この注意によってこの作は荒唐を脱する...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
...どうして解脱するか...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
...彼は苦患を脱する...
和辻哲郎 「ベエトォフェンの面」
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