...何ぴともあの苦境を脱する着想が考えられなかったときに...
石原莞爾 「最終戦争論」
...その教へを脱する頃になつて...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...言葉の羈絆(きはん)から脱するように努めながら...
丘浅次郎 「我らの哲学」
...いまだ禽獣(きんじゅう)の域を脱することあまり遠くないという事実をおおうことはできぬ...
岡倉覚三 村岡博訳 「茶の本」
...この幽霊船を脱することを...
寺島柾史 「怪奇人造島」
...彼はそのかすかなる声にて弟子に向かい「汝は余を苦痛より脱するあたわざるか」と請いければその弟子はたちまち短剣をひっさげ「これをもって救わんか」と答えり...
徳富蘇峰 「将来の日本」
...強請(ゆすり)とで酒と小遣(こづかい)に不自由しなかった習慣は一朝(いっちょう)にして脱することが出来ず...
富田常雄 「刺青」
...それから解脱することを得る...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...それから脱するのがますます困難になった...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...だれがいったい彼について来いと強(し)いたか? 彼らの仲間を脱するのは彼の自由ではなかったか...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...自分はその控え目な習慣を脱することができない...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...ローマにおればあまりにやすやすと時代から脱する...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...彼女の厄(やく)を脱するには...
トルストイ 米川正夫訳 「クロイツェル・ソナタ」
...神尾の下屋敷から脱することを得たムク犬は...
中里介山 「大菩薩峠」
...塊まりとして取り扱うよりほかに手のつけられないものだと云う観念を脱する便宜もあり...
夏目漱石 「創作家の態度」
...何処までも矛盾を脱することはできない...
西田幾多郎 「絶対矛盾的自己同一」
...また自分の不遇から脱する機会と...
吉川英治 「三国志」
...からくも死地を脱することができた...
吉川英治 「三国志」
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