...あなたの脛骨(けいこつ)と腓骨(ひこつ)の形が非常に美しい...
海野十三 「大脳手術」
...俺の向脛を折ろうとしたこのステッキは...
海野十三 「太平洋魔城」
...」その愚かな奴らは陸へ上るや否や宝に蹴躓(けつまず)いて向脛(むこうずね)をへし折るくらいに思っていたに違いない...
スティーブンソン Stevenson Robert Louis 佐々木直次郎訳 「宝島」
...我らは本場仕込みのバッチングを拝見することを無上の光栄として早速それを手渡しすると我らからそれを受取ったその脹脛の露出した人は...
高浜虚子 「子規居士と余」
...脛(けい)のみ」と...
徳富蘇峰 「将来の日本」
...梯子段(はしごだん)を描きて上(のぼ)りまた下(お)りんとする婦女の裾より美しき脛(はぎ)を窺(うかが)はしむるは...
永井荷風 「江戸芸術論」
...あっちの谷へ転げ落ちては向う脛(ずね)を擦りむき...
中里介山 「大菩薩峠」
...二たび三たびと脛を拂はれた...
長塚節 「撃劍興行」
...細い脛を出して安坐で話しながら...
長谷川時雨 「三十五氏」
...大根のやうな脛などが突つかかつて来ると...
牧野信一 「茜蜻蛉」
...彼らの腕や脛や腿は瘠せているが...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...それが金ちゃんの姉のお鶴(つる)だということは後で知ったが紫と白の派手な手綱染(たづなぞ)めの着物の裾(すそ)を端折(はしお)ッて紅(くれない)の長襦袢(ながじゅばん)がすらりとした長い脛(はぎ)に絡(から)んでいた...
水上滝太郎 「山の手の子」
...10770籠手(こて)やら脛当(すねあて)やらが...
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」
...その健脚らしくもない細い脛が...
吉川英治 「江戸三国志」
...手具脛(てぐすね)ひいているほどな暇を持っていた...
吉川英治 「三国志」
...そまつな籠手(こて)脛当(すねあて)...
吉川英治 「神州天馬侠」
...空脛(からすね)に...
吉川英治 「宮本武蔵」
...脛(すね)には白脚絆(しろきゃはん)...
吉川英治 「宮本武蔵」
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