...一本の人間の脛骨は並外れに平たく...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...その若い婦人の脛をほんの浅く窺(うかが)ったに過ぎなかった...
海野十三 「階段」
...毛脛(けずね)を撫でているところへ...
海野十三 「大脳手術」
...親の脛(すね)かじりが...
高見順 「いやな感じ」
...脛附(すねつき)が十人並(にんなみ)以上(いじゃう)ぢゃ...
シェークスピヤ William Shakespeare 坪内逍遙訳 「ロミオとヂュリエット」
...310脛甲堅きアカイアの軍勢こなたアイアスを...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...バケツをさげて立話してゐるステテコのズボンから毛脛をむきだしたおやぢさんやら...
徳永直 「光をかかぐる人々」
...あるいは脛(すね)をぶら下げてる...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...あるいは向こう脛を打ちつけただろう...
橋本五郎 「地図にない街」
...向ふ脛をイヤッて程...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...鶏の脚部の膝の上の骨だけ筋の切れないように庖丁(ほうちょう)の背中で叩いて取っておいて膝の下即ち脛(すね)の裏の処を庖丁で縦(たて)に裂くと肉は少しもなくって八本の筋が綜合しいる...
村井弦斎 「食道楽」
...10770籠手(こて)やら脛当(すねあて)やらが...
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」
...はばき(脛巾)と縫い合せて隙間(すきま)のあかぬものが多くなったが...
柳田國男 「野草雑記・野鳥雑記」
...往々にして無名の八掬脛(やつかはぎ)や長髄彦(ながすねひこ)の骨が現れ...
柳田国男 「山の人生」
...バケツの側(そば)にいた一人は片足の拇指(おやゆび)で片足のふくら脛(はぎ)を掻(か)いた...
山本周五郎 「青べか物語」
...脛(すね)のほうは細く...
山本周五郎 「赤ひげ診療譚」
...まだ泥水が脛(はぎ)まであるうちからなんども平右衛門町へいった...
山本周五郎 「柳橋物語」
...毛ぶかい脛(すね)や腕をムキ出しに談じるのである...
吉川英治 「平の将門」
便利!手書き漢字入力検索