...脊丈は三尺にも足りまい...
泉鏡花 「貝の穴に河童の居る事」
...脊丈(せたけ)が...
太宰治 「愛と美について」
...その巌から人の脊丈(せだけ)を三つ継(つ)いだ位離れた海の中に...
田中貢太郎 「宇賀長者物語」
...合わせると五尺二三寸の脊丈(せたけ)になるのであった...
田中貢太郎 「偶人物語」
...学校の体格検査によると脊丈(せたけ)が一年のうちに二寸五分伸びたさうです...
土田耕平 「身代り」
...略同じやうな脊丈をもつて...
徳田秋聲 「草いきれ」
...」と、アロアは少し苛立ってネルロを押しのけました少年は頭をふって、ほほ笑み、脊丈ほどもある、黄色に熟れた麦のかげを、家の方へかえって行くのでした...
マリー・ルイーズ・ド・ラ・ラメー Marie Louise de la Ramee 菊池寛訳 「フランダースの犬」
...すると急に脊丈(せたけ)が延(の)びて来(く)る様に思はれた...
夏目漱石 「それから」
...すると急に脊丈(せたけ)が延びて来る様に思われた...
夏目漱石 「それから」
...配役は、オセローはジョン・ローリ、イヤゴーはアレク・クリューンズ、デズディモーナはジョイス・ブランド等の顔ぶれで、演出はロバート・アトキンズだった、殊にジョン・ローリの行き方は全然私の予期しなかったオセローで、脊丈もなく、肩幅もなく、声量も十分ではなく、肉体的にはどう見てもハンディキャップされているが、それでいて情緒のさまざまな展開を不思議に自由に見せていたのは、一つは技術のうまいのにも因るのだろうが、一つにはまた『オセロー』の作品その物が『マクベス』とか『王(キング)リア』とかに較べて悲痛の成分を多分に盛られているから、演じ易いのではなかろうかとも思われた...
野上豊一郎 「シェイクスピアの郷里」
...ぐんぐん脊丈(せたけ)は伸びて行くのに...
フランセス・ホッヂソン・バァネット Frances Hodgeson Burnett 菊池寛訳 「小公女」
......
樋口一葉 「別れ霜」
...急に脊丈が延びたような気もする...
二葉亭四迷 「平凡」
...同じ位の脊丈で――ポプラの樹のやうに眞直(まつすぐ)で高かつた...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...私の脊丈のやうに...
三好達治 「測量船拾遺」
...脊丈と腕力とでは...
ピエル・ロチ Pierre Loti 吉江喬松訳 「氷島の漁夫」
...彼女は脊丈が高かつた...
ピエル・ロチ Pierre Loti 吉江喬松訳 「氷島の漁夫」
...自分よりずっと上脊丈(うわぜい)のある三方の大人に対(むか)って...
吉川英治 「宮本武蔵」
便利!手書き漢字入力検索