...尾羽(をば)は矢羽根(やばね)よ...
上田敏 上田敏訳 「海潮音」
...こんどこそこの山に屍(しかばね)をさらすつもりで...
海野十三 「火星兵団」
...」おめかしやの婦人は弾機(ばね)ではじき飛ばされたやうな顔をして...
薄田泣菫 「茶話」
...「金があればねえ...
太宰治 「彼は昔の彼ならず」
...彼の體より逃れ去る其しかばねを...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...第一の意味に於ては論理的であるが――而も之を論理的と呼ばねばならぬ実際的な理由はない――他の一切の意味に於ては論理的であることは出来ない...
戸坂潤 「範疇としての空間に就いて」
...満圃(まんぽ)の草花を彼らの屍(しかばね)に培養(つちか)うがよかろう...
夏目漱石 「草枕」
...この不名誉を避けるためには多少の不便は忍ばねばならぬ...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...ねばればねばるほど...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...屍(しかばね)が野原に散乱し...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...今はなにも云えないが」「なんにも仰(おっ)しゃるにゃ及ばねえだよ」老人は棹を使いながら云った...
山本周五郎 「風流太平記」
...まだこんな場所を撰ばねばならぬ二人だと思うと...
横光利一 「旅愁」
...渚(なぎさ)を部下の屍(かばね)で埋めても...
吉川英治 「私本太平記」
...及ばねえよ」抛るように...
吉川英治 「治郎吉格子」
...逆羽(さかばね)をたててきた...
吉川英治 「神州天馬侠」
...屍(かばね)、屍、屍...
吉川英治 「新書太閤記」
...もう生ける屍(かばね)のように青白くなってしまった...
吉川英治 「牢獄の花嫁」
...病牛の屍(かばね)を埋めるのが仕事だったほど辛(つら)い時代はなかったと...
吉川英治 「忘れ残りの記」
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