...隣人が脊負(せお)ったら...
太宰治 「人間失格」
...俺はその留置場の窓から脊のびして外を覗くと...
太宰治 「葉」
...脊中(せなか)が! ほんに貴孃(こなた)が怨(うら)めしいわいの...
シェークスピヤ William Shakespeare 坪内逍遙訳 「ロミオとヂュリエット」
...鴉が下りて来て牛の脊中の赤い紙を牛肉と思ってつつくと...
寺田寅彦 「重兵衛さんの一家」
...奥の院から山脊(さんせき)を走るところの樺木科の多い大見晴らしへの道は...
中里介山 「大菩薩峠」
...それから椅子(いす)の脊(せ)に坊主頭(ぼうずあたま)を靠(も)たして...
夏目漱石 「それから」
...肩(かた)から脊中(せなか)へ掛けて著(いちゞ)るしく起(おこ)つた位...
夏目漱石 「それから」
...又それに比例した強硬な脊髄を有して居ないといふ意味に於て...
夏目漱石 「点頭録」
...宗助(そうすけ)は脊(せ)を壁(かべ)に持(も)たして...
夏目漱石 「門」
...私(わたし)は度毎(たびごと)にハラハラして彼(かれ)の脊中(せなか)を叩(たた)き著(つ)けた...
南部修太郎 「一兵卒と銃」
...無神經に結び目を脊中にくつつけてゐるのを見ると厭になることがある...
長谷川時雨 「夏の女」
...私は荷を脊負ったまゝ呆然としてしまった...
林芙美子 「放浪記(初出)」
...「それは脊椎カリエスの痕なんだ」「ちよつといぢらせない?」さう云つて...
堀辰雄 「燃ゆる頬」
...なぜならば元来肋骨というものは背中の脊椎骨から派(わか)れて斜めに前方の胸部に向い横出した狭長骨であってこれが一胸骨に湊(あつま)ってはいれどその胸骨は肋骨では無く...
牧野富太郎 「植物記」
...この大陸の脊骨をなしている聳立した山々の間を縫つていつた...
ジャック・ロンドン Jack London 山本政喜訳 「荒野の呼び声」
...お柳(りゅう)に彼の脊中をマッサージさせていた...
横光利一 「上海」
...日が山脊に落ち盡くすと...
吉江喬松 「山岳美觀」
...その高い脊蟲のやうな草葺屋根には新らしい苔が芽を吹いて緑色にかはりかゝつてゐた...
ピエル・ロチ Pierre Loti 吉江喬松訳 「氷島の漁夫」
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