...脊が屹(きっ)と高くなった...
泉鏡花 「婦系図」
...脊の高いアカダモや...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...脊の高いのや毛艶のいいのや...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...長い砂浜からずつと脊梁を成してゐる細い路をもたどつた...
田山録弥 「島からの帰途」
...田中という中脊(ちゅうぜい)の...
田山花袋 「蒲団」
...さらにまたこの海峡の西側に比べると東側の山脈の脊梁(せきりょう)は明らかに百メートルほどを沈下し...
寺田寅彦 「怪異考」
...結核性の病毒は脊髄病となって...
内藤鳴雪 「鳴雪自叙伝」
...背中へ脊負(しよ)つたんだよ」「えツ」「飛んだ傴僂(せむし)さ...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...蚯蚓(みみず)と脊椎動物との生態に於ける...
萩原朔太郎 「宿命」
...「よくもこんなに焼けたもんだ!」私は二升の米を肩を替えながら脊負って歩くので...
林芙美子 「放浪記(初出)」
...帯の上に脊負って...
林芙美子 「放浪記(初出)」
...ゆったりと椅子の脊に身を凭らせながら柔和な眼を微笑えませて...
久生十蘭 「魔都」
...爰(ここ)に手持不沙汰(てもちぶさた)なるは日本から脊負(しょっ)て来た用意の品物で...
福澤諭吉 「福翁自伝」
...非常に脊の高い人たちであつた...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...一ところだけ脊骨が妙な具合に突起しているのを見つけた...
堀辰雄 「燃ゆる頬」
...鶴村が脊中をまるくして円盤を選んだり...
牧野信一 「眠い一日」
......
與謝野寛・與謝野晶子 「満蒙遊記」
...阿母さんや此の脊中(せなか)の桃枝(もヽえ)が頼(たよ)りにするのはお前一人(ひとり)だよ...
與謝野寛 「蓬生」
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