...お鳥を脊中に負ぶつて...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...皆が皆北海道の雪を脊中にしよつて來たかの樣に冷淡で...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...脊の高い日本風の家がある...
海野十三 「西湖の屍人」
...顏を脊中にうづめて居る...
千家元麿 「自分は見た」
...この柴を脊負つて行くから...
太宰治 「お伽草紙」
...父様が離座敷(はなれ)の真暗な廊下で脊のお高い芸者衆とお相撲(すもう)をお取りになっていらっしゃったのもあの晩のことでございました...
太宰治 「葉」
...麻痺の一種で、脊髄膜炎だとか...
アーサー・コナン・ドイル Arthur Conan Doyle 大久保ゆう訳 「サセックスの吸血鬼」
...お上さんはここで最後の運を試すんだよ」萌黄(もえぎ)の風呂敷に裹(つつ)んだその蒲団を脊負いださせるとき...
徳田秋声 「あらくれ」
...おつぎは勘次(かんじ)が起(おこ)した塊(かたまり)を一つ/\に萬能(まんのう)の脊(せ)で叩(たゝ)いてさらりと解(ほぐ)して平(たひら)にならして居(ゐ)る...
長塚節 「土」
...「脊中が痛い痛い」始めてカリエスの徴候が現れた弟が泣き叫んだ時...
中村地平 「悪夢」
...急に脊丈が延びたような気もする...
二葉亭四迷 「平凡」
...頭をあげて生きてゆくに足る脊椎とを授けなかったかのような...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「トビアス・ミンデルニッケル」
...高等な動物及び人間においては脊椎骨(せきついこつ)が次第に結合して行つて...
三木清 「ゲーテに於ける自然と歴史」
...……そう気が付いた時に彼は又も脊髄までドキンとさせられながら立佇まった...
夢野久作 「殺人迷路」
...脊髄に反射されて...
夢野久作 「一足お先に」
...私の眼前にゐる老婦人は、血色の好い、中脊の、どつちかといへば肥つた、愛嬌のある婦人であつた...
吉江喬松 「山岳美觀」
...脊の高い體躯をゆつくりした足取りで運んでゐた...
ピエル・ロチ Pierre Loti 吉江喬松訳 「氷島の漁夫」
...どっと一(ひと)所へかたまって痩せた脊ぼねを波のようにみな尖(とが)らせた...
吉川英治 「宮本武蔵」
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