...脇目もふらずに駆け抜けた...
...脇目はせずに前を見て歩きましょう...
...脇目を振らないように、自分の目標に向かって進んでください...
...脇目を気にせずに、思い切り楽しんでください...
...脇目を気にする余裕はありません...
...しかし脇目もふらずに進んで行った...
スティーブンソン Stevenson Robert Louis 佐々木直次郎訳 「宝島」
......
高見順 「死の淵より」
...完全に裸体で豊満な肉体をもった黒髪の女が腕を組んだまま腰を振り振り舞台の上手から下手へ一直線に脇目もふらず通り抜けるというものすごい一景もあった...
寺田寅彦 「マーカス・ショーとレビュー式教育」
...七十「どうなすったね」脇目もふらずに...
徳田秋声 「あらくれ」
...ときおり、膝(ひざ)をついたまま、脇目もふらずに、一日じゅう祈祷をしながら起きようともせぬ彼の姿を、参詣の人々は見受けることがあった...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...力持のお勢さんが来ても脇目もふらない...
中里介山 「大菩薩峠」
...しばしの手數も省かんとて數のあがるを樂しみに脇目もふらぬ樣あはれなり...
樋口一葉 「にごりえ」
...脇目もふらずに食事をつづけていたが...
久生十蘭 「海豹島」
...二時間のあいだ我々は脇目(わきめ)もふらずに掘った...
エドガー・アラン・ポー Edgar Allan Poe 佐々木直次郎訳 「黄金虫」
...そして二人は脇目も触らずに...
牧野信一 「「尾花」を読みて」
...未だ脇目には、壜型の凹凸にやゝ線の細い陰影がうかゞはれる程度の未成品で誰の肖像であるか判別もつかなかつた...
牧野信一 「心象風景(続篇)」
...小樽は脇目も触れずに...
牧野信一 「黄昏の堤」
...ただ一直線に学問の道を脇目もふらず通ってきたのである...
牧野富太郎 「若き日の思い出」
...脇目も觸らずに歸つて行つた兄の後ろ姿を見送りながら...
正宗白鳥 「新婚旅行」
...彼女(かのぢよ)は脇目(わきめ)も觸(ふ)らなかつた...
水野仙子 「悔」
...さつさと町の片側を脇目(わきめ)もふらず歩いて行つた...
宮地嘉六 「煤煙の臭ひ」
...脇目もふらずに貪(むさぼ)り食っているのである...
柳田國男 「野草雑記・野鳥雑記」
...脇目をふるな」まさに脇目をふる暇はなかった...
山本周五郎 「風流太平記」
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