...旦那(だんな)は脇息(けふそく)とある處(ところ)を...
泉鏡太郎 「飯坂ゆき」
...都合二十個足らずの脇息が大廣間の上並びにその左右に並んだ...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...三二 よりかかる机、脇息...
稗田の阿礼、太の安万侶 「古事記」
...沈香(ぢんかう)の脇息(けふそく)に身を持たせ...
高山樗牛 「瀧口入道」
...脇息(きょうそく)におよりあそばして...
谷崎潤一郎 「盲目物語」
...脇息にもたれて褥に座っていらした...
豊島与志雄 「牛乳と馬」
...そして、脇息越しに、手を延して、人形を掴んで「これか」大きい声と一緒に、四ツ本の前へ、投げつけた...
直木三十五 「南国太平記」
...脇息(きょうそく)に凭(もた)れたまま...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...漸く客を送り出してぐつたりと床の間の前の脇息に肘をもたせて居た松村は...
平出修 「瘢痕」
...酒がまはると脇息に凭(もた)れて仮寝(うたゝね)をするだけだつた...
牧野信一 「サクラの花びら」
...脇息(きょうそく)の上に経巻を置いて...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...脇息によった姿は絵のようであった...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...正面の脇息からそういって...
吉川英治 「脚」
...長い肘(ひじ)を折って脇息(きょうそく)へ倚(よ)せているため...
吉川英治 「黒田如水」
...左に置いてあった脇息を...
吉川英治 「黒田如水」
...脇息(きょうそく)にもたれて松平忠房が...
吉川英治 「剣難女難」
...左の脇息(きょうそく)を...
吉川英治 「新書太閤記」
...脇息(きょうそく)を離れて...
吉川英治 「鳴門秘帖」
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