...1古ぼけた大きな折鞄(おりかばん)を小脇にかかえて...
海野十三 「国際殺人団の崩壊」
...」それから彼は私を脇へひっぱって行った...
スティーブンソン Stevenson Robert Louis 佐々木直次郎訳 「宝島」
...私もその話を昨日脇から聞いたばかりでございますが」と亭主は真実を色に現してそう言った...
橘外男 「逗子物語」
...国民服の脇(わき)ポケットから小さな布袋(ぬのぶくろ)をとりだし...
壺井栄 「二十四の瞳」
...中世の教会堂(そしてことにパリーのノートル・ダーム寺院)の脇間の入り口に...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...はづした袋を脇に置いた...
レオ・トルストイ Lev Nikolaevich Tolstoi 森林太郎訳 「パアテル・セルギウス」
...そして、耳を澄ましていたが――すぐ片膝を立てて、右手に、脇差を構えた...
直木三十五 「南国太平記」
...形ばかりに脇差を構えたお銀様は...
中里介山 「大菩薩峠」
...細いステッキを小脇に...
野村胡堂 「悪人の娘」
...脇差とか――」「あつしや眞面目な職人で...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...扇子で脇の下へ風をいれながら...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...後者は羅摩またはその本身韋紐(ヴィシュニュ)を本尊として脇立(わきだち)とす(第六図は余が写実し置いた脇立像なり)...
南方熊楠 「十二支考」
...下新倉(しもにいくら)の妙典寺(みょうてんじ)という寺の脇にあったのがそれで...
柳田國男 「日本の伝説」
...もうよかろうと脇の戸から...
柳田國男 「野草雑記・野鳥雑記」
...娘はさっと腰をあげ、伏眼になって会釈しながら、脇へよけた...
山本周五郎 「末っ子」
...脇坂甚内(わきざかじんない)...
吉川英治 「新書太閤記」
...脇差の笄(こうがい)をぬいて...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
...勘太は近づくものを脇差で脅(おどか)してみたが効がなかった...
吉川英治 「梅里先生行状記」
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