...母上の脇を※(ひね)りて...
ハンス・クリスチアン・アンデルセン Hans Christian Andersen 森鴎外訳 「即興詩人」
...脇(わき)に投げやり...
岩野泡鳴 「耽溺」
...金を彼の膝の脇へ置く者があると...
添田唖蝉坊 「乞はない乞食」
...この諷詠ということを忘れては発句も脇句もない...
高浜虚子 「俳句への道」
...脇差の柄頭を地へ押しつけて...
直木三十五 「南国太平記」
...男なら小脇に抱えるか...
野村胡堂 「胡堂百話」
...次平」「近ごろ御府内を騒がしている山脇玄内(やまわきげんない)とかいう泥棒...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...……ベッドの脇(わき)の椅子に腰をおろした彼は...
原民喜 「秋日記」
...脇腹のあたりに何か涙つぽいものが横ぎる...
原民喜 「飢ゑ」
...それでも小脇差(こわきざし)を腰につけ...
本庄陸男 「石狩川」
...「下級の長脇差」というのは...
三田村鳶魚 「中里介山の『大菩薩峠』」
...おくみは甲斐の脇に坐った...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...甲斐の脇へ戻って坐った...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...その脇のところで宇乃(うの)が...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...弟の脇屋義助をつれ...
吉川英治 「私本太平記」
...脇差(わきざし)の鞘(さや)だけさしてすましているもの...
吉川英治 「神州天馬侠」
...餅を進上いたそう」脇差を抜いて...
吉川英治 「新書太閤記」
...見てやってください』窪田清音は、立って、床脇から、彼の鍛(う)った一振(ひとふり)を取ってそれへ差出した...
吉川英治 「山浦清麿」
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