...脂気(あぶらけ)の抜けた...
芥川龍之介 「戯作三昧」
...脂気(あぶらけ)の抜けた...
芥川龍之介 「戯作三昧」
...ここでしばらく飼うと脂気(あぶらけ)が抜けてしまうそうで...
寺田寅彦 「雨の上高地」
...此処でしばらく飼ふと脂気が抜けてしまふさうで...
寺田寅彦 「雨の上高地」
...すっかり脂気もぬけ...
豊島与志雄 「女と帽子」
...脂気(あぶらけ)の多い金色の皮膚をしていた――それが急に宮廷音楽員をちやほやしだしたので...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...脂気と濡いとを失った顔の皮膚が総毛立ち...
豊島与志雄 「幻の彼方」
...皮膚は脂気を失ってかさかさとまるでへびのぬけがらを張りつけたようである────どこも悪くないと自分では思っておりますが...
永井隆 「ロザリオの鎖」
...第一長老の身体から次第に脂気がうせ...
中島敦 「南島譚」
...だから脂気のものでもすぐ綺麗になる...
中谷宇吉郎 「捨てる文化」
...髪はぼうぼうと脂気の無い...
広津柳浪 「昇降場」
...せっかくの踊りも脂気が抜けてただいたましく寄席もひと廻り巡演しただけで好評再演というわけにはいかず...
正岡容 「艶色落語講談鑑賞」
...あの悪く砂糖の利きすぎた脂気のない鰻はどうだ...
正岡容 「寄席」
...一人も脂気(あぶらけ)のある顔はない...
森鴎外 「食堂」
...脂気のぬけたかさかさした皮膚...
山本周五郎 「柳橋物語」
...火あぶりになっても税も脂気(あぶらけ)も出ないという領民がたくさん出来た...
吉川英治 「鬼」
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