...たとえお役目柄の厳(いか)めしい能登守にも情愛がなければならぬはずであります...
中里介山 「大菩薩峠」
...お松が自身で能登守を頼ろうとする心とは全く別なのであります...
中里介山 「大菩薩峠」
...能登守はこの栗毛の馬に乗ってみようという心を起しました...
中里介山 「大菩薩峠」
...駒井能登守はたまり兼ねて馬から下りてしまったようであります...
中里介山 「大菩薩峠」
...伊豆の江川は能登守と同じく...
中里介山 「大菩薩峠」
...「癪(しゃく)に触って腹が立ってたまらぬ故、これからそちを駒井能登めに見立てて、この腹が納まるほど、弄(なぶ)って弄って、弄りのめしてやるからそう思え」神尾主膳はブルブルと身を慄(ふる)わして、突然、幸内の襟髪を取って引き立て、「やい、駒井能登守、この神尾主膳をなんとするのじゃ、主膳をなんと心得て、どうしてみようというのじゃ、えい、小癪な」力を極めて前へ突き倒しました...
中里介山 「大菩薩峠」
...能登守が立聞きをしているはずの廊下へ通(かよ)う扉(ドア)の方向でありました...
中里介山 「大菩薩峠」
...駒井能登守の門内からこの雪を冒(おか)して一隊の人が外へ出ました...
中里介山 「大菩薩峠」
...能登守の内事や私行をいちいち探らせているとの忠告もありました...
中里介山 「大菩薩峠」
...お君はその愛情を独占しているはずの能登守に対してすら...
中里介山 「大菩薩峠」
...それから右の方へ廻って後ろになって能登守の居間があり...
中里介山 「大菩薩峠」
...能登守が窮したのを内心快くながめている者もあるようです...
中里介山 「大菩薩峠」
...今でもお君はさんざんに能登守の玩(もてあそ)び物になって...
中里介山 「大菩薩峠」
...どのようなことがあっても能登守の子としては育てません...
中里介山 「大菩薩峠」
...駿河島田等いりこ祭 能登安宅町...
柳田國男 「祭禮名彙と其分類」
...加賀・能登・越中の地名を帯びているものももちろん多いけれども...
柳田國男 「名字の話」
...ひどく甲ノ尾の館(たち)や能登を恐れて...
吉川英治 「私本太平記」
...それをいいたい」「仰せられい」能登は眼を研ぎすました...
吉川英治 「私本太平記」
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