...荘厳なる威儀を正してゐる...
芥川龍之介 「金春会の「隅田川」」
...……阿闍梨は褊袗(へんさん)の襟を正して...
芥川龍之介 「道祖問答」
...同胞の一人としてその所信を正して置きたかったこと...
海野十三 「宇宙尖兵」
...2.天然炭が―― 一般に流布してゐる誤謬を是正していへば――直ちに以て炭素なのではなくて...
關口存男 「新獨逸語文法教程解説」
...と奥様が小声で訂正して下さった...
太宰治 「十二月八日」
...」嬰寧は顔色を正していった...
蒲松齢 田中貢太郎訳 「嬰寧」
...皆自由党の初志と背馳したりき特に文官任用令を正して政党員任官の門戸を遮断したるは...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...去月脱稾せし小品文を訂正して国粋社に送る...
永井荷風 「断腸亭日乗」
...ひそかに襟(えり)を正して...
中里介山 「大菩薩峠」
...何んと麻裃(あさがみしも)に威儀を正して...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...いぶかしき思ひに襟を正して猶聞とらんと耳をすませば...
一葉 「暗夜」
...子供達の偏屈と意地悪とを矯正してやって呉れ...
松永延造 「職工と微笑」
...作法を正して挨拶していた秀之進をびっくりさせた...
山本周五郎 「新潮記」
...彼は衣服を正して...
吉川英治 「新書太閤記」
...ぼくの杜撰(ずさん)もここに訂正しておく...
吉川英治 「随筆 新平家」
...それらを正して、真の大国史を編修せんと思うのじゃ...
吉川英治 「梅里先生行状記」
...胸を正して門へかかって来たので...
吉川英治 「源頼朝」
...訂正してしまおう?そして...
吉川英治 「宮本武蔵」
便利!手書き漢字入力検索