...」酒井も珍らしく威儀を正して...
泉鏡花 「婦系図」
...」家来は電気の掛かつたやうに、姿勢を正して、自動車の戸を開けた...
グスタアフ・ヰイド Gustav Wied 森林太郎訳 「薔薇」
...威儀を正してお諭しになられました...
太宰治 「右大臣実朝」
...然らば近代文明の欠陥をどう補正してゆくべきであるか...
津田左右吉 「歴史の学に於ける「人」の回復」
...とにかく居住いを正して煙草(たばこ)を喫(ふ)かしていた...
徳田秋声 「仮装人物」
...その個処々々に於ける著者の注がみずから之を訂正しているのでも判る...
戸坂潤 「読書法」
...皆自由党の初志と背馳したりき特に文官任用令を正して政党員任官の門戸を遮断したるは...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...去月脱稾せし小品文を訂正して国粋社に送る...
永井荷風 「断腸亭日乗」
...「昨年もあの説を少し修正して雑誌に出しておいたのに...
中谷宇吉郎 「老齢学」
...」と栄蔵は容儀(かたち)を正していつた...
新美南吉 「良寛物語 手毬と鉢の子」
...――僕は膝(ひざ)を正して字引を繰(く)ったが...
林芙美子 「魚の序文」
...つまり予測の誤りを修正して行つて...
エドガア・アルラン・ポオ Edgar Allan Poe 森林太郎訳 「うづしほ」
...その悪癖を矯正して欲しい! とこれ...
牧野信一 「鵞鳥の家」
...当の安藤久七が羽織袴に威儀を正して...
矢田津世子 「女心拾遺」
...軍法に正してゆるさんが...
吉川英治 「三国志」
...そこにて待て」乱れた髪や束帯(そくたい)をやや正して...
吉川英治 「私本太平記」
...隔意(かくい)のない御意見もあらば、聞かせて戴きたいものであるが」いうと、光秀様は、膝を正して、「真実、そのお志ならば、不肖(ふしょう)光秀が、再び牢人いたして、密(ひそ)かにお使いいたしてもようござるが」「して御意中の人とは」「小国なれど、尾張の織田上総介(かずさのすけ)信長公...
吉川英治 「茶漬三略」
...折があったらもう少し補筆修正しておくべきであるとも思うのだが...
吉川英治 「忘れ残りの記」
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