...害毒の一つは能動的に...
芥川龍之介 「一夕話」
...かういふ彫刻の神秘的な動きがもう少し能動的に動いてくるのが能の動作であるやうな気がする...
高村光太郎 「能の彫刻美」
...全然能動的に動く力を欠いているような雪子の...
谷崎潤一郎 「細雪」
...というのは、自発的な悟性が、概念として、能動的に機能し、之に対して直観は全く受動的に悟性によって機能されるのである...
戸坂潤 「科学方法論」
...人間が自然に対して能動的に直接働きかける社会部面は...
戸坂潤 「科学論」
...能動的に創造されたこの物に就いて受動的に観照することが...
戸坂潤 「空間概念の分析」
...器械(光量子の場合もそうだ)は「我々が単にそれの状態を能動的に制約すると云うに過ぎない」というのである...
戸坂潤 「現代唯物論講話」
...ラジオ講演乃至ラジオ講義の夫は能動的に発動するという区別である...
戸坂潤 「世界の一環としての日本」
...必ずしも自分では能動的に言論を発表しているとは限らない...
戸坂潤 「読書法」
...男性に能動的に働きかけられた場合...
外村繁 「澪標」
...したがって見ることは能動的に世界を映す鏡となる...
中井正一 「「見ること」の意味」
...それとも能動的に創造の道によってかは...
林芙美子 「新版 放浪記」
...雁江の動作は何彼につけて能動的になった...
原民喜 「滑走」
...能動的にも受動的にも...
デイビッド・ヒューム David Hume 井上基志訳 「人間本性論(人性論)」
...H21の方から能動的に...
牧逸馬 「戦雲を駆る女怪」
...何故もつと能動的にぽんぽんと書かないのだらう...
牧野信一 「浪曼的月評」
...又は能動的に求めて...
宮原晃一郎 「愛人と厭人」
...能動的になんの策もしていないようでいて...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
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