...よく環境に対して能動的なはたらきをなし...
津田左右吉 「歴史とは何か」
...よく環境に対して能動的なはたらきをなし...
津田左右吉 「歴史の学に於ける「人」の回復」
...しかるに今たしかに私のうちには感覺する或る受動的な能力、すなはち感覺的なものの觀念を受取り認識する能力があるが、しかし私はこれをば、もし私のうちに、あるひは他のもののうちに、或る能動的な、かかる觀念を生産するあるひは實現する能力がまた存在しなかつたならば、何等用ゐ得なかつたであらう...
デカルト Renati Des-Cartes 三木清訳 「省察」
...能動的な「さび」はいくらでも可能であると思われる...
寺田寅彦 「俳句の精神」
...事実筋肉の能動的な運動を介して初めて生じるだろう...
戸坂潤 「科学論」
...主観の能動的な構成作用に他ならなかった...
戸坂潤 「科学論」
...特に文章形式が内容を陶冶し均斉にし或いは具体化し豊富にさえする積極的で能動的な役割を割合多分に持っていると見做される社会科学や哲学の学術論文に於ては...
戸坂潤 「思想としての文学」
...――新聞や雑誌の編集部もそれ自身一種低度の能動的な言論統制機関ではあるが...
戸坂潤 「世界の一環としての日本」
...自然に対する人間の能動的な関係...
戸坂潤 「日本イデオロギー論」
...能動的な工作力や推進力を持った生きものだとしてであるが...
戸坂潤 「認識論としての文芸学」
...前よりいっそう直接な能動的な興味を覚えてきた...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...次第に能動的な尖端を示すようになった...
豊島与志雄 「慾」
...それは能動的なる行為自身の内面の...
中井正一 「スポーツの美的要素」
...この知的にして能動的な力は外部に現われ...
三木清 「哲学入門」
...何等能動的な権威を持ち得なかった時代の無智...
宮本百合子 「概念と心其もの」
...大衆の婦人の生活の中にかくされている能動的なものはきっかけをつかんでゆくものだ...
宮本百合子 「「建設の明暗」の印象」
...女のなかにある能動的なものそのものの肯定としてだけの範囲で見られているのであろうか...
宮本百合子 「「建設の明暗」の印象」
...また味方から敵へかかろうとする能動的な気もちも...
吉川英治 「源頼朝」
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