...生が自己を保ち能う所ではない...
田辺元 「メメント モリ」
...此処(ここ)において一方においては社会生成の為に能う限り個人の自由を制限するものと...
津田左右吉 「流れ行く歴史の動力」
...すなわちすべてのことを為し能う神が存在し...
デカルト Renati Des-Cartes 三木清訳 「省察」
...その原因の私には知られていない無数のことを神はなし能うということを知るからである...
デカルト Renati Des-Cartes 三木清訳 「省察」
...能う其の顏を見るさへ得せまい(thou darest not look in the face)...
テニソン Tennyson 菅野徳助、奈倉次郎訳 「アーサー王物語」
...」「能う限り罪の少なからんことこそ...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...九十一歳の老年に能う限りの早さで扉の所に駆け寄り...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...能うかぎり暗牢を清潔にさせた後...
久生十蘭 「カストリ侯実録」
...能う御座えますよ...
広津柳浪 「昇降場」
...かくて後肢を以て能う限りの棗を窃(ぬす)めど後肢のほかは少しも動かさず...
南方熊楠 「十二支考」
...能う限り滑稽な話題で彼女を笑わせようとした...
宮本百合子 「或る日」
...能う時はこれを避けることをも知るものなり...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...模様は能う限り簡単な方がいい...
柳宗悦 「樺細工の道」
...それ故能う限り醜さを棄てて美しさを選ぼうとする...
柳宗悦 「民藝四十年」
...能う限りの資料を集めて見ようと思い...
柳田国男 「海上の道」
...――城を出るならいまのうちだぞ」能うかぎり...
吉川英治 「新書太閤記」
...自分として能うかぎりな要意をもって書いたつもりである...
吉川英治 「随筆 新平家」
...とにかく能う限り史実に接して考究してみることが...
吉川英治 「随筆 宮本武蔵」
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