...蚊帳が煽(あお)るか、衾(ふすま)が揺れるか、畳が動くか、胸が躍るか...
泉鏡花 「悪獣篇」
...いざ、露れた場合には……と主税は冷汗になって、胸が躍る...
泉鏡花 「婦系図」
...おそれているわけではないが、胸が躍る...
海野十三 「幽霊船の秘密」
...なんだか胸が躍るように思いました...
中里介山 「大菩薩峠」
...と思うだに胸が躍る...
久生十蘭 「魔都」
...彼は胸が躍るばかりに美しいと思ったその女はほかならぬ自分の娘ダフウトであると知った...
フィオナ・マクラウド Fiona Macleod 松村みね子訳 「髪あかきダフウト」
...胸が躍るような気持がした...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...子は胸が躍る様な気持になりながら麗々しい髪の一筋一筋から白い三日月の出て居る爪先までまじまじと眺め入っては折々目を見合わせて安らかな微笑みを交して居た...
宮本百合子 「お久美さんと其の周囲」
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