...私はおもわず胴震いをした...
海野十三 「ある宇宙塵の秘密」
...本庄は思わず胴震いした...
大倉※[#「火+華」、第3水準1-87-62]子 「黒猫十三」
...もし見つかったら――」とまゆみは胴震いした...
大倉※[#「火+華」、第3水準1-87-62]子 「鷺娘」
...ぶるると胴震いがした...
高見順 「いやな感じ」
...ぶるっと胴震いさせたり...
太宰治 「畜犬談」
...ぶるんと一つ大きく胴震いして...
太宰治 「畜犬談」
...メロスは馬のように大きな胴震いを一つして...
太宰治 「走れメロス」
...そして私が歯の根も合わぬくらいガタガタと胴震いしながら...
橘外男 「生不動」
...部屋へ戻って来ると一時に寒さが身に徹(こた)えてきてブルブルと胴震いがして...
橘外男 「生不動」
...そして主婦を欠いた食堂の冷え冷えとして胴震いのしそうなほど空虚な広さを...
橘外男 「陰獣トリステサ」
...矢庭(やにわ)に怖ろしい胴震いを挙げて後の二脚をもって激しく地面を蹴り...
牧野信一 「ゼーロン」
...胴震いをしながら...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...その胴ぶるいは武士としては恥じる胴震いではあったが...
室生犀星 「ゆめの話」
...胴震いさえ出てきた...
山本周五郎 「お繁」
...死んだ奴は魂だけでも塹壕に逐(お)い返す覚悟でいないと間に合いませんぞ……ええですか……ハハハ……」その時も私は妙に気持が重苦しくなって、胴震いが出て、吐気を催したものであったが……...
夢野久作 「戦場」
...腸(はらわた)の底から湧き出す胴震いと一所に高まって来た...
夢野久作 「戦場」
...寝台の上にひれ伏したまま胴震いを続けるばかりであった...
夢野久作 「一足お先に」
...急襲して来た現実の胴震いのような厳しさだった...
横光利一 「旅愁」
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