...切傷のついた胴鎧(どうよろい)...
ワシントン・アーヴィング Washington Irving 吉田甲子太郎訳 「幽霊花婿」
...おら胴の間へ転げ込んだよ...
泉鏡花 「海異記」
...いまにも胴中から裂けそうで...
泉鏡花 「開扉一妖帖」
...胴は、ほんのぽっちりしかないように見える...
海野十三 「火星兵団」
...まさか、戦車の胴が、ぐるぐる廻転をはじめたとは思わなかったものですからなあ...
海野十三 「未来の地下戦車長」
...その大きな胴中に「菊花大会」の四文字が...
江戸川乱歩 「吸血鬼」
...現代小説の中堅的胴体とでもいうべき作品や作家...
豊島与志雄 「現代小説展望」
...洋服の袖はまるで中に腕がないかのやうにポウとなつて胴より心持前に振ら下つてゐた...
中原中也 「校長」
...幻の民五郎が諸方から盜んだ品――現金以外は滅多に手をかけない民五郎でしたが――財布(さいふ)や胴卷や金入れといつたやうなものや...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...とてもいやな胴体を...
ナサニエル・ホーソン Nathaniel Hawthorne 三宅幾三郎訳 「ワンダ・ブック――少年・少女のために――」
...盛り土は胴搗(どうづ)きの連中によって...
本庄陸男 「石狩川」
...サミイの胴の中央部だけはスウツケイスに...
牧逸馬 「アリゾナの女虎」
...工場や集団農場から樺の木の胴乱を下げてやって来た労働者農民男女の見学団は...
宮本百合子 「刻々」
...彼氏の胴から彼女の胴へ...
百瀬慎太郎 「案内人風景」
...胴ぶるひ得堪へむ術(すべ)もあらず...
夢野久作 「白くれない」
...外套を引(ひき)掛けた儘(まゝ)で学生に胴上をせられ...
與謝野寛、與謝野晶子 「巴里より」
...胴服の継ぎはぎした物...
吉川英治 「剣の四君子」
...胴着の上に汚点(しみ)がついている...
ルナアル Jules Renard 岸田国士訳 「ぶどう畑のぶどう作り」
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