...本庄は思わず胴震いした...
大倉※[#「火+華」、第3水準1-87-62]子 「黒猫十三」
...黒の胴着一つになって...
リットン・ストレチー Lytton Strachey 片岡鉄兵訳 「エリザベスとエセックス」
...青銅の具を作りなす工人の手になる胴衣...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...もう一人の武士が胴を眼がけ...
直木三十五 「大衆文芸作法」
...あとの「すくい胴」はとにかく...
中里介山 「大菩薩峠」
...尻から胴中まで突き立てられて死んでゐるんだ...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...皆そうして飛びだしてくれ!そうして石を運んでくれそして私を胴上げして石の城の上にのせてくれ...
林芙美子 「蒼馬を見たり」
...「赤胴鈴之助」公開録音始まる...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...彼はその黒い箱の下で胴体を轢断されて転がつてゐる自分の体を頭に描きながら...
北條民雄 「道化芝居」
...肝腎(かんじん)な形容詞や動詞をすっかり胴忘れてしまっているので...
堀辰雄 「旅の絵」
...それはドリアンの胴腹にあたつた...
牧野信一 「ダイアナの馬」
...その胴体の力はほとんど何にもならない...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...尊兄にとつては女人の胴體のみが卓上に輝いてゐることを常に不審としないところである...
室生犀星 「聖三稜玻璃」
...青年は上衣と胴衣(チョッキ)を脱いでワイシャツ一つのネクタイを緩めているし...
夢野久作 「女坑主」
...そうしてそのスポーツをもう一つノンセンスにしたものが、舞い、歌い、囃子(胴上げ、凱歌、拍子がその濫觴……だかどうか知らないが)となるわけである...
夢野久作 「「生活」+「戦争」+「競技」÷0=能」
...そこには常に良人(おっと)の脱(はず)さなかった胴巻が蹴られたように垂れ落ちて縮んでいた...
横光利一 「ナポレオンと田虫」
...唇を破って胴の間(ま)に立ちました...
吉川英治 「江戸三国志」
...胴の中ほどを背部でささえられて...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
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