...胴の長いガウンを着て...
ワシントン・アーヴィング Washington Irving 吉田甲子太郎訳 「スリーピー・ホローの伝説」
...ふたたび綱を怪塔の胴のまわりに...
海野十三 「怪塔王」
...火星人の胴はその上をころころと坂下の方へころげ...
海野十三 「火星兵団」
...そして、おどりながら、あちこちと、歩きまわっていましたが、すると、こんどは、両手が、胴体を離れて、スーッと、てんじょうの方へ、飛んでいってしまい、足も消え、胴体も消えてしまって、がいこつの首だけが、そこのテーブルの上に、ちょこんと、のっかりました...
江戸川乱歩 「鉄人Q」
...胴から裾へかけての円み...
薄田泣菫 「艸木虫魚」
...もそもそと犬の毛皮の胴着を脱ぎ...
太宰治 「逆行」
...父親が胴巻から金を出したとき...
徳田秋声 「あらくれ」
...思はず寒さに胴顫(どうぶる)ひすると同時に長吉(ちやうきち)は咽喉(のど)の奥から...
永井荷風 「すみだ川」
...琵琶湖が眼の下に胴面(どうづら)を押開いている...
中里介山 「大菩薩峠」
...胴から下のない蛇の首が...
夏目漱石 「彼岸過迄」
...ただ一つの岩橋を残して暗道の胴中をすっかり持って行ってしまったのである...
久生十蘭 「地底獣国」
...無惨にも胴切りにされた鱒を持ち出して族長(カボラル)の前に置いた...
久生十蘭 「ノンシャラン道中記」
...「赤胴鈴之助」の録音のため...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...競馬開催中の午後は主要な胴元が雁首(がんくび)をそろえる...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「本命馬」
...「おれは彼(か)の鯉の胴体をしっかり心ゆくまで掴んで見たい願いをもっている...
室生犀星 「幻影の都市」
...胴から出たのは虫けらに...
夢野久作 「白髪小僧」
...くるくるとうごいて廻る影が四国屋の帆印をたたんだ二百石船の胴(どう)の間(ま)に躍ってみえた...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...――あの猛獣のような毛に覆われた胴は...
蘭郁二郎 「鱗粉」
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