...船の胴腹にはい上がるようにしたので...
有島武郎 「生まれいずる悩み」
...胴中をぐるぐる巻にされた...
海野十三 「浮かぶ飛行島」
...ふとい胴中は、鼠のようにふくれ、背中と両脇とに、三角形の大きな鰭(ひれ)がついている...
海野十三 「太平洋魔城」
...ポカリと壺の胴中(どうなか)を叩き割った...
海野十三 「俘囚」
...私は其首を胴體の上につけてみたがすぐ轉げ落ちるので仕方なしに下に置いた...
高濱虚子 「横山」
...胴が移してある事をさとれば...
小泉八雲 田部隆次訳 「ろくろ首」
...胴の毛と尾とを短く刈り込み...
豊島与志雄 「愚かな一日」
...一人の男が彼の胴体につかみかかってきた...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...大きな桐胴の火鉢の中をのぞきこみ...
豊島与志雄 「旅だち」
...彼らは血のしたたる胴体を背にかついできた...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...色縮緬の胴巻を拾い取った仏頂寺弥助が...
中里介山 「大菩薩峠」
...胴の真ん中に銘があったのだ...
長谷川時雨 「朱絃舎浜子」
...大原はいきなりナイフを執(と)りてフライの背中を胴切にせんとしければ中川笑い出し「大原君...
村井弦斎 「食道楽」
...是は胴乗(どうの)りと呼ぶ村もあって...
柳田国男 「こども風土記」
...あの美しい娘御(シャンシャン)が……コ……こげな恐ろしい事になろうとは……事もあろうに胴切りの真二つなぞと……」和尚の眼に初めて涙らしいものが湧いて来た...
夢野久作 「狂歌師赤猪口兵衛」
...胴忘(どうわす)れ...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...そうだ! 何より先にお両方(ふたかた)へお目にかけたい品があります」胴巻の奥から...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...胴を張(は)り緊(し)めているだけでは...
吉川英治 「宮本武蔵」
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