...胡麻の蠅の奴め、驚きやがるめえ事か、慌てて振り放さうとする所を、夜具を頭から押つかぶせての、まんまとおれがその上へ馬乗りになつてしまつたのよ...
芥川龍之介 「鼠小僧次郎吉」
...追々あの胡麻の蠅を胴突(どつ)かなくなつて来たぢや無えか...
芥川龍之介 「鼠小僧次郎吉」
...するとあの胡麻の蠅め...
芥川龍之介 「鼠小僧次郎吉」
...すると又あの胡麻の蠅め...
芥川龍之介 「鼠小僧次郎吉」
...あの飲んだくれの胡麻の蠅に...
芥川龍之介 「鼠小僧次郎吉」
...唯の胡麻の蠅と云や張り倒すのだ...
芥川龍之介 「鼠小僧次郎吉」
...」と声をかけると、いや、番頭の薬罐頭め、てれまい事か、慌てて桝を馬子半天に渡しながら、何度も小鬢(こびん)へ手をやつて、「これは又御早い御立ちで――ええ、何とぞ御腹立ちになりやせんやうに――又先程は、ええ、手前どもにもわざわざ御心づけを頂きまして――尤も好い塩梅(あんばい)に雪も晴れたやうでげすが――」などと訳のわからねえ事を並べやがるから、おれは可笑しさも可笑しくなつて、「今下りしなに小耳に挾んだが、この胡麻の蠅は、評判の鼠小僧とか云ふ野郎ださうだの...
芥川龍之介 「鼠小僧次郎吉」
...見りやあの胡麻の蠅は...
芥川龍之介 「鼠小僧次郎吉」
...胡麻の蠅二人も同じやうにそこへ来て腰をおろした...
薄田泣菫 「茶話」
...これは勿来の関の古瓦だが……」胡麻の蠅は呆気にとられた...
薄田泣菫 「茶話」
...何でも道中によくある胡麻の蠅を働く男を捉えてそれを拷問するのであると判った...
内藤鳴雪 「鳴雪自叙伝」
...一本腕の胡麻の蠅が来たら用心するんだな...
中里介山 「大菩薩峠」
...その胡麻の蠅の名前は」「がんりきという渾名(あだな)がついてるんだ...
中里介山 「大菩薩峠」
...いちいち胡麻の蠅を怖れていては...
中里介山 「大菩薩峠」
...胡麻の蠅という奴は...
中里介山 「大菩薩峠」
...胡麻の蠅というのは...
中里介山 「大菩薩峠」
...少女時代にさらわれて道中胡麻の蠅の手先になり...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...お咲が胡麻の蠅に掏(す)られたのだった...
吉川英治 「醤油仏」
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