...「胡蝶夢」を見終りたる後...
芥川龍之介 「北京日記抄」
...末席の空席に悠然(ゆつたり)と胡坐(あぐら)をかく...
石川啄木 「菊池君」
...胡散(うさん)臭い眼附をする...
石川啄木 「鳥影」
...ここに胡瓜のえが描いてあるだろう...
海野十三 「火薬船」
...胡桃(くるみ)の栓をしたまゝ瓶を庭先に投(ほ)り出しておいた...
薄田泣菫 「茶話」
...」それは頬から頤にかけて胡麻塩髯の見える労働者のやうな男であつた...
田中貢太郎 「青い紐」
...胡瓜も来庵!飲んで食べて饒舌つて...
種田山頭火 「其中日記」
...切手五十八銭 酒一杯半三十銭 理髪賃一円五銭 米三升六銭 黒糸一把七銭 胡麻一袋五銭 線香一把午後十三銭 飯茶碗一...
種田山頭火 「其中日記」
...少し胡魔化(ごまか)したように見えるが...
中谷宇吉郎 「地球の円い話」
...胡弓弾きがお銭(あし)を頂(いただ)いているあいだだけ胡弓の声はとぎれるのであった...
新美南吉 「最後の胡弓弾き」
...そのまま外へ出るとその辺に胡散(うさん)な顔をして立っている丁稚(でっち)を捕えて...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...胡弓の絃(いと)のむせびが...
長谷川時雨 「モルガンお雪」
...薔薇に戯れる胡蝶の彩色が施された台ランプを見出したので...
牧野信一 「ランプの便り」
...いつでも/\胡椒(こせう)ばかり!』合唱(がつしよう)『良(い)い子(こ)だ!良(い)い子(こ)だ!良(い)い子(こ)だよ!』『さァ!お前(まへ)少(すこ)しあやして御覽(ごらん)...
レウィス、キァロル Lewis Carroll 丸山英觀訳 「愛ちやんの夢物語」
...早(はや)い!』と横目(よこめ)で睨(ね)めて――眞白(ましろ)な胡粉(ごふん)に心(しん)から謝(しや)して...
レウィス、キァロル Lewis Carroll 丸山英觀訳 「愛ちやんの夢物語」
...私は胡麻点(ごまてん)即ち○のような形のものを...
柳田國男 「野草雑記・野鳥雑記」
...胡才(こさい)の三親分は...
吉川英治 「三国志」
...同時に一台の幌馬車が胡月の前でとまると...
吉行エイスケ 「バルザックの寝巻姿」
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