...しかし胡の意(こころ)をはかってみるに悪いことをするようでもないから...
田中貢太郎 「胡氏」
...ある日胡が兵士を率いてきた...
田中貢太郎 「胡氏」
...一金九銭 ハガキ六枚 一金四銭 胡瓜苗四本(嚢中完全に無一文なり)六月二日くもり...
種田山頭火 「行乞記」
...胡瓜(きゅうり)の苗を入れた大きな塵取(ごみとり)をかゝえて...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...後ろに胡床(こしょう)...
直木三十五 「南国太平記」
...また前のところへ胡坐(あぐら)をかいて...
中里介山 「大菩薩峠」
...胡麻のついた握飯(むすび)をその手から放すことではありません...
中里介山 「大菩薩峠」
...目先の利(き)かない胡麻の蠅だ...
中里介山 「大菩薩峠」
...弦に応じて数百の胡兵(こへい)はいっせいに倒れた...
中島敦 「李陵」
...青袍(せいほう)をまとった胡主(こしゅ)はたちまち地上に投出された...
中島敦 「李陵」
...これは頭より高い胡麻竹(ごまだけ)の杖(つえ)を突いて来た...
夏目漱石 「永日小品」
...青梅の奥で、キャベツ、蕪(かぶ)、トマト、胡瓜など、日本人向きの清浄野菜をつくっている坂田という青年が、中野の市場まで荷を出しに行った帰り、サト子が離屋を借りている植木屋の門の前で牛車をとめ、自動車がクラークションを鳴らすように、牛の首を叩いて、モーと啼(な)かせる...
久生十蘭 「あなたも私も」
...胡床(あぐら)をかいた...
火野葦平 「花と龍」
...自分の別荘の裏の胡桃(くるみ)の木に栗鼠(りす)が出たとか...
堀辰雄 「恢復期」
...その中で椅子の上に丸くなつて胡坐をかき...
牧野信一 「悪筆」
...胡地の馬も犬も然る事なし...
南方熊楠 「十二支考」
...あたかも白日の下に花あり胡蝶あるごとく...
柳田国男 「雪国の春」
...胡国は西域の汎称に用いられ...
和辻哲郎 「古寺巡礼」
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