...その舞台の左の端に、胡弓、月琴、銅鑼(どら)などを持った、支那の御囃(おはや)しが控えている...
芥川龍之介 「上海游記」
...「胡蝶夢」を作れる士人を想い...
芥川龍之介 「北京日記抄」
...柴長官は先ず安民公署という分署を東西北八胡同と西四牌楼北報子胡同の二個所に設け...
石原莞爾 「戦争史大観」
...さ――女郎を君が胡魔化すのと同じだから...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...一七胡床(あぐら)とする傳えもある...
稗田の阿礼、太の安万侶 「古事記」
...おや胡瓜の種つて...
鈴木三重吉 「胡瓜の種」
...その胡は時とすると散歩に出て夜暗くなって帰る癖があったが...
田中貢太郎 「胡氏」
...胡瓜もみをこしらへたり...
種田山頭火 「行乞記」
...疊(たゝみ)迄(まで)熱(あつ)くなつた座敷(ざしき)の眞中(まんなか)へ胡坐(あぐら)を掻(か)いて...
夏目漱石 「門」
...胡弓の絃(いと)のむせびが...
長谷川時雨 「モルガンお雪」
...そこの胡桃(くるみ)の食器棚の前に保羅がうつ伏せになって倒れている...
久生十蘭 「キャラコさん」
...行儀悪い格好で胡坐をかいてゐる彼の方を向いて訊ねた...
牧野信一 「眠い一日」
...まだ表立って名も貰っていない次郎吉はベトベト胡粉(ごふん)で牡丹雪を降らすばかりだったが...
正岡容 「小説 圓朝」
...胡椒(こせう)で』と料理人(クツク)が云(い)ひました...
レウィス、キァロル Lewis Carroll 丸山英觀訳 「愛ちやんの夢物語」
...その中へバター大匙一杯牛乳大匙二杯塩胡椒唐辛子(とうがらし)ナツメッグ少しずつとを混ぜてよく煉ってパンへ塗ります...
村井弦斎 「食道楽」
...日本風の鉄網の上にて塩胡椒を振かけ幾度も裏返しつつ焼くが味よし...
村井弦斎 「食道楽」
...荏胡麻の實を臼に入れて搗き締木にかけて油を搾つた殘りを...
柳田國男 「食料名彙」
...「大胡(おおご)のお城はどこですか」上州へ来た甚助は...
吉川英治 「剣の四君子」
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