...さうして一切の精神的存在は同胞となつて相くつろぐ...
阿部次郎 「三太郎の日記 第一」
...吾々(われわれ)同胞が...
泉鏡花 「海城発電」
...どうしようか……勿論親同胞に計らねばならない……どうなるだらうか...
伊藤左千夫 「古代之少女」
...六四大紅茸(おおべにたけ)『きのこの種子、即ち胞子は、此の皺や、突起や、管孔の壁のところにあるのだ...
アンリイ・ファブル Jean-Henri Fabre 大杉栄、伊藤野枝訳 「科学の不思議」
...これは人体における脳細胞の...
海野十三 「宇宙戦隊」
...脳細胞を使い過ぎるので...
海野十三 「海底都市」
...脳細胞をマッサージし...
海野十三 「十八時の音楽浴」
...その極度の緊張に堪へられずして脳細胞が破れたのである...
高村光太郎 「智恵子抄」
...ぼくたち同胞の英雄として読まれ慕われているという事実は...
田中英光 「さようなら」
...しかも同胞のひとりに...
谷譲次 「踊る地平線」
...ことに知識階級の人々の中にはとかく同胞人の業績に対してその短所のみを郭大し外国人のものに対してはその長所のみを強調したがるような傾向をもつものがないとは言われない...
寺田寅彦 「映画雑感(1[#「1」はローマ数字、1-13-21])」
...「夢をごらんなすってるのかしら……それとも胞衣(えな)に引かされてでしょうかしら...
豊島与志雄 「幻の彼方」
...人類という大きな同胞の住むべきところとしてつくられたのだから...
ナサニエル・ホーソン Nathaniel Hawthorne 三宅幾三郎訳 「ワンダ・ブック――少年・少女のために――」
...自然的行為を行うのに同胞の目までも忍ばねばならないただ一つの動物であるということに...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...汝等の父母、同胞、独逸民族の興亡を賭(と)して戦っている...
夢野久作 「戦場」
...その党員の一人一人を細胞と呼んでいる...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...こんな天狗たちは元来おれの同胞であり後輩である...
夢野久作 「鼻の表現」
...われわれ親同胞(おやきょうだい)と縁を切ることもできるんだ...
ルナアル Jules Renard 岸田国士訳 「にんじん」
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