...この重要な仕事に連関して天文や気象に関する学問の胚芽(はいが)のようなものが古い昔にすでに現われはじめ...
寺田寅彦 「自由画稿」
...どうも「陸軍が胚芽米の提灯持ちをしているような誤った説をしばしば聞かされるので困る」というのである...
中谷宇吉郎 「兎の耳」
...中に「近年陸軍ニ於テモ胚芽米ヲ使用シアル部隊尠カラザルモ患者統計ニ現レタル脚気発生率ハ之ガ使用ニヨリ特ニ影響ヲ蒙レリトハ認メ難シ」という節があって...
中谷宇吉郎 「兎の耳」
...初めから全国民が胚芽米や半搗米になっておれば何でもないことだという議論も出るかも知れない...
中谷宇吉郎 「兎の耳」
...天然に胚胎(はいたい)し...
福沢諭吉 「慶応義塾の記」
...夫婦の徳心に胚胎(はいたい)するものといわざるを得ず...
福沢諭吉 「日本男子論」
...句が胚胎されたインセプションの時期に最も近い時期を示していることとなる...
藤野古白 「藤野古白句集」
...あの中学の体操に依つて犯罪妄想の如き心悸亢進の胚種を植ゑつけられた...
牧野信一 「文学的自叙伝」
...我が邦人はどうしてこれを間違え Ovule を胚珠としたのかというと...
牧野富太郎 「植物記」
...しかれば胚珠は何んであるかと言うとそれは疑もなく Ovule の中の Nucellus の訳名で今日の人が珠心といっているものである...
牧野富太郎 「植物記」
...幼根(ようこん)から成(な)る胚(はい)が二個もしくは数個あることで...
牧野富太郎 「植物知識」
...思惟は萎えてただ只管(ひたすら)のアンティシペーションが内へ 内へ肉芽を養う胚乳の溶解のように融け入るのだ...
宮本百合子 「海辺小曲(一九二三年二月――)」
...すでに十八世紀が胚胎しているように思う...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...蒔(ま)いておいた胚子(たね)も多い...
吉川英治 「私本太平記」
...胚子(たね)を吐きちらした...
吉川英治 「親鸞」
...事はその胚子(たね)の結果である...
吉川英治 「親鸞」
...もう次々代の源氏の胚子(たね)がこぼれ始めていたのです...
吉川英治 「随筆 新平家」
...牛若という一粒の胚子(たね)を培(つちか)い合って...
吉川英治 「源頼朝」
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