...一人々々が背負うように...
岩本素白 「こがらし」
...おれだけで背負うのはイヤだという気持もあった...
梅崎春生 「狂い凧」
...酸素のタンクを背負うのですね」「まあ...
海野十三 「大宇宙遠征隊」
...子を背負うて安来節をうたふのもわるくないし...
種田山頭火 「行乞記」
...構えて実家(さと)を背負うて先方(さき)へ行きたもうな...
徳冨蘆花 「小説 不如帰」
...子供を背負うて買出しに行くのである...
直木三十五 「死までを語る」
...二十三郁太郎を背負うた与八が...
中里介山 「大菩薩峠」
...他の苦しみを自分が背負うのはやむを得ないが...
中里介山 「大菩薩峠」
...磔刑柱(はりつけばしら)を背負うほどの悪党じゃない」「?」「五十両の小判を持っていて...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...寛子の容子をうかがっている啓吉の頭を押して伸一郎を背負うと...
林芙美子 「泣虫小僧」
...厚い毛の下着とブランデーをルックザックにいれて背負うと...
久生十蘭 「キャラコさん」
...俺は大きな危険を背負う...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「黄金薔薇」
...けだしその本隊は牝猴と事馴れぬ牡と少弱輩より成り、母は児を背負う、先達猴の威容堂々と進むに打って変り、本隊の猴ども不規律甚だしく、千鳥足で囀(さえず)り散らし何の考えもなくただただ斥候の用心深きを憑(たの)んで行くものと見ゆ、若猴数疋果を採らんとて後(おく)るれば殿士来って追い進ましむ...
南方熊楠 「十二支考」
...その一身に背負うことになろう...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...王家の正門は一国の威権を背負うているのです...
柳宗悦 「民藝四十年」
...無地の美学が背負う使命は大きい...
柳宗悦 「民藝四十年」
...これまでにも登が薬籠を背負うことは珍らしくなかったし...
山本周五郎 「赤ひげ診療譚」
...我等三人は一疋づつその鯛を背負うて...
若山牧水 「樹木とその葉」
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