...子供が赤坊を背負うことに就いては...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...おんぼといふ姉とおんもといふ妹とを一所に背負うて...
伊藤左千夫 「奈々子」
...そして一切の責任は自分で背負う...
犬養健 「“指揮権発動”を書かざるの記」
...防寒具(ぼうかんぐ)に酸素吸入器(きゅうにゅうき)を背負うことを忘れないように...
海野十三 「月世界探険記」
...子を背負うて安来節をうたふのもわるくないし...
種田山頭火 「行乞記」
...背負うた柴を崖(がけ)にもたせて脚絆(きゃはん)の足を投げ出したままじっとこっちを見ていた...
寺田寅彦 「花物語」
...感傷の重荷を一身に背負うと同時に...
徳田秋声 「仮装人物」
...その苦しみの半分を背負うだけの覚悟は...
豊島与志雄 「野ざらし」
...それがたがいに楽でよろしい」奇異なる武士はお松を背負うて...
中里介山 「大菩薩峠」
...背嚢(ルックザック)を取りあげてそれを背負うと...
久生十蘭 「キャラコさん」
...空気ボンベを背負うと...
久生十蘭 「肌色の月」
...血潮と共に脈動する機械のリズムを感ずる彼ははつらつたる工場の諧調を背負うて...
槇村浩 「大江満雄に」
...けだしその本隊は牝猴と事馴れぬ牡と少弱輩より成り、母は児を背負う、先達猴の威容堂々と進むに打って変り、本隊の猴ども不規律甚だしく、千鳥足で囀(さえず)り散らし何の考えもなくただただ斥候の用心深きを憑(たの)んで行くものと見ゆ、若猴数疋果を採らんとて後(おく)るれば殿士来って追い進ましむ...
南方熊楠 「十二支考」
...同時に荷物を背負う目的から出来る...
柳宗悦 「蓑のこと」
...無地の美学が背負う使命は大きい...
柳宗悦 「民藝四十年」
...江戸でも以前物を背負う労役者を軽子(かるこ)と呼んでいたことは...
柳田國男 「地名の研究」
...自分ひとりで背負うわけではないにしても...
山本周五郎 「季節のない街」
...一つの特殊なハンディキャップを背負うことになるわけで...
H. P. ラヴクラフト H.P.Lovecraft The Creative CAT 訳 「怪奇小説の執筆についての覚書」
便利!手書き漢字入力検索