...やさ形の葉子は背たけこそ高いが...
有島武郎 「或る女」
...背たけが思いきって低く...
有島武郎 「或る女」
...小肥(こぶと)りで背たけは姉よりもはるかに低いが...
有島武郎 「或る女」
...貞世はひときわ背たけが縮まったように小さく丸まって...
有島武郎 「或る女」
...普通な背たけにしか見えないほどその客という男は大きかった...
有島武郎 「生まれいずる悩み」
...ファニーの兄たちは順繰りに去年の兄ぐらいずつの背たけになっていた...
有島武郎 「フランセスの顔」
...微白(ほのじろ)く見える顔も、肩の恰好(かっこう)も、背たけも、歩き方も、皆懐しい女房であった...
田中貢太郎 「月光の下」
...それも背たけが異なってひとりは七歳くらいでひとりは五歳くらいだったが...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...人の背たけくらいまでは泥(どろ)で作られ...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...背たけからみればもう十六七でもあつたらうか...
中勘助 「銀の匙」
...背たけのつぎ足しをしてみたが...
中里介山 「大菩薩峠」
...そこの横のしきりが私の背たけだと胸のところまであって...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...全身をひたしてひとことずつに心の眼がパッチリと開いて行くような気がします急に自分の背たけが伸びたような気がします急に自分が強くなったような気がしますそのうちに気が附くと...
三好十郎 「殺意(ストリップショウ)」
...背たけもそろった美しい子供である...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...『宮臣論*』がその理想とする貴族のために高すぎず低すぎない普通の背たけを欲し...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...その人の美貌と背たけとを重んじたそうな...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...背たけの美しさがただ一つ男子の美しさである...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...背たけが小さい場合は...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
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