...やさ形の葉子は背たけこそ高いが...
有島武郎 「或る女」
...背たけが思いきって低く...
有島武郎 「或る女」
...やせ細っていっそう背たけの伸びて見える葉子は...
有島武郎 「或る女」
...その下宿から急ぎ足で出て来る背たけの低い丸髷(まるまげ)の女がいた...
有島武郎 「或る女」
...いまいましさから自分は思わず背たけの低い女の幻影を見ていたのかもしれない...
有島武郎 「或る女」
...貞世はひときわ背たけが縮まったように小さく丸まって...
有島武郎 「或る女」
...癇(かん)で背たけが伸び切らないといったような少年だった...
有島武郎 「生まれいずる悩み」
...普通な背たけにしか見えないほどその客という男は大きかった...
有島武郎 「生まれいずる悩み」
...疳(かん)のために背たけも伸び切らない...
有島武郎 「生まれいずる悩み」
...じゅうぶんに足をふんばり背たけを伸ばして歩けないのが常だ...
伊藤左千夫 「去年」
...十二―三の子どもの背たけしかありません...
江戸川乱歩 「怪人二十面相」
...老人は己(じぶん)の背たけよりも長い杖(つえ)にすがっていた...
田中貢太郎 「赤い土の壺」
...人の背たけほどもあるような箱根名物の篠竹と樹木が絡みあっていた...
田中貢太郎 「山寺の怪」
...全身をひたしてひとことずつに心の眼がパッチリと開いて行くような気がします急に自分の背たけが伸びたような気がします急に自分が強くなったような気がしますそのうちに気が附くと...
三好十郎 「殺意(ストリップショウ)」
...背たけもそろった美しい子供である...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...(ルクレティウス)(a)ところでわたしの背たけは中ぐらいより少し低い...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...『宮臣論*』がその理想とする貴族のために高すぎず低すぎない普通の背たけを欲し...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...その人の美貌と背たけとを重んじたそうな...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
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