...背たけが思いきって低く...
有島武郎 「或る女」
...やせ細っていっそう背たけの伸びて見える葉子は...
有島武郎 「或る女」
...その下宿から急ぎ足で出て来る背たけの低い丸髷(まるまげ)の女がいた...
有島武郎 「或る女」
...癇(かん)で背たけが伸び切らないといったような少年だった...
有島武郎 「生まれいずる悩み」
...疳(かん)のために背たけも伸び切らない...
有島武郎 「生まれいずる悩み」
...ファニーの兄たちは順繰りに去年の兄ぐらいずつの背たけになっていた...
有島武郎 「フランセスの顔」
...十二―三の子どもの背たけしかありません...
江戸川乱歩 「怪人二十面相」
...チェチェヴィーツィンは、年まわりといい、背たけといい、ヴォローヂャとそっくりだったが、ヴォローヂャのようにまるまるとふとってもいなければ色白でもなく、やせて、浅黒く、そばかすだらけの顔をしていた...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「少年たち」
...それも背たけが異なってひとりは七歳くらいでひとりは五歳くらいだったが...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...人の背たけくらいまでは泥(どろ)で作られ...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...背たけからみればもう十六七でもあつたらうか...
中勘助 「銀の匙」
...背たけのつぎ足しをしてみたが...
中里介山 「大菩薩峠」
...背たけのすらりとした美人...
中里介山 「大菩薩峠」
...その背たけはすぐわきに立っていた私より...
宮本百合子 「女の学校」
...そこの横のしきりが私の背たけだと胸のところまであって...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...全身をひたしてひとことずつに心の眼がパッチリと開いて行くような気がします急に自分の背たけが伸びたような気がします急に自分が強くなったような気がしますそのうちに気が附くと...
三好十郎 「殺意(ストリップショウ)」
...背たけもそろった美しい子供である...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...背たけが小さい場合は...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
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