...「彼女は胆力があって、怖いもの知らずだ」...
...「彼は胆力不足で、新しいことにチャレンジできない」...
...「その選手は試合前に胆力を養うために特別なトレーニングを行っている」...
...「彼は今回の挑戦に対して十分な胆力を持っていると思う」...
...「彼女が胆力を発揮してくれたおかげで、プロジェクトは成功した」...
...胆力と軍隊的の勇気とで評判が高かった...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...反(かえ)って不思議にも胆力(たんりょく)が据(すわ)ってきた...
海野十三 「空襲葬送曲」
...つまり胆力という問題...
海野十三 「人体解剖を看るの記」
...「どうしても他じゃない」「どうしてあげる」「鉤のようなものを入れるか」「はやけりゃ助かるかも判らん」「何人(たれ)か胆力(ひい)の強い者はないか...
田中貢太郎 「蟹の怪」
...彼は大人(おとな)のような落ち着きと胆力とを以て...
谷崎潤一郎 「武州公秘話」
...勇気と巧妙な胆力と超人間的な精力とを費やしながら...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...スワというとき腰を抜かさずに走れるだけの胆力を持ったものに限るのです...
中里介山 「大菩薩峠」
...御父(おとう)さんから又胆力の講釈を聞いた...
夏目漱石 「それから」
...……始めて海鼠(なまこ)を食い出(いだ)せる人は其胆力に於て敬すべく...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...そのうちに総身(そうしん)の毛穴が急にあいて、焼酎(しょうちゅう)を吹きかけた毛脛(けずね)のように、勇気、胆力、分別、沈着などと号するお客様がすうすうと蒸発して行く...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...胆力を資本にして...
エドガア・アルラン・ポオ Edgar Allan Poe 森林太郎訳 「うづしほ」
...ところが私のは胆力が...
牧野信一 「天狗洞食客記」
...胆力がなくてはならぬ...
松本泰 「日蔭の街」
...女子の勇気と胆力(たんりょく)とを...
柳田国男 「木綿以前の事」
...どれだけの胆力と才知をもっているか...
山本周五郎 「山彦乙女」
...その頃彼は綽名(あだな)を禿鷲(コンドル)と呼ばれて、ロ市の盛り場一帯に鬱然たる勢力を張っておりましたが小生は同人と交際を結ぶや、その風采と、胆力と、学識と、弁舌とが如何にも堂々としているのに感心しまして、忽ち親友以上に仲よく相成り、吾が家に伴って妻の手料理で御馳走をした事が幾度もあります...
夢野久作 「暗黒公使」
...その底の底に悪魔らしい明智と胆力に対する確信の誇りが浮き上っているのがわけもなく見え透くのであります...
夢野久作 「鼻の表現」
...次で即位したのが当時二十六歳の胆力あるマノエル王(1469―1521)である...
和辻哲郎 「鎖国」
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