...「彼女は胆力があって、怖いもの知らずだ」...
...「彼は胆力不足で、新しいことにチャレンジできない」...
...「その選手は試合前に胆力を養うために特別なトレーニングを行っている」...
...「彼は今回の挑戦に対して十分な胆力を持っていると思う」...
...「彼女が胆力を発揮してくれたおかげで、プロジェクトは成功した」...
...胆力もあり手腕もあり押しも押されもせぬ大政治家でございましたのに...
太宰治 「右大臣実朝」
...もっともっと胆力の要(い)ることだ...
太宰治 「女生徒」
...勇気と巧妙な胆力と超人間的な精力とを費やしながら...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...侠気(きょうき)、胆力、度量、寧(むし)ろ女性にはあらずもがなの諸徳を、この老女は多分に持っているには違いありません...
中里介山 「大菩薩峠」
...胆力修養の為(た)め...
夏目漱石 「それから」
...胆力は命の遣り取りの劇(はげ)しい...
夏目漱石 「それから」
...親爺の云う所によると、彼と同時代の少年は、胆力修養の為め、夜半に結束して、たった一人、御城の北一里にある剣(つるぎ)が峯(みね)の天頂(てっぺん)まで登って、其所の辻堂(つじどう)で夜明(よあかし)をして、日の出を拝んで帰ってくる習慣であったそうだ...
夏目漱石 「それから」
...……始めて海鼠(なまこ)を食い出(いだ)せる人は其胆力に於て敬すべく...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...胆力の据(すわ)ったもんだ」「しかしあの伯父さんはなかなかえらいところがあるようだ...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...その腹の底に胆力(たんりょく)がなければ...
新渡戸稲造 「自警録」
...戦略的にあの地域は難攻不落だが、アルメディ族の忍耐強さと言い、胆力と言い、尊い血はもちろんのこと、実に驚くべきものであり、現在、アルメディ国はロシア南進の緩衝地帯となっている...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「諜報部秘話」
...あの男の胆力の据り方は稀大だ...
牧野信一 「天狗洞食客記」
...その胆力と智略とで...
宮本百合子 「木の芽だち」
...口頭で断わるほどの胆力は...
山本周五郎 「百足ちがい」
...決して大きなことをやる胆力はない...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...快川和尚(かいせんおしょう)に胆力(たんりょく)をつちかわれ...
吉川英治 「神州天馬侠」
...これは、心臓のつよさか、胆力のつよさか、腕のつよさか...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
...そしてこの孤児の胆力と怜悧(れいり)を愛して...
吉川英治 「随筆 宮本武蔵」
便利!手書き漢字入力検索