...胃の腑(ふ)の受け容(い)れるだけ...
江戸川乱歩 「火星の運河」
...俺達の胃の腑の鍵を主人の手から奪い取ってしまう...
大杉栄 「鎖工場」
...俺達の胃の腑の鍵を握っている奴に向って...
大杉栄 「鎖工場」
...食(くひ)しん坊の同志会の胃の腑...
薄田泣菫 「茶話」
...そこには黄檗に似てもつかない弱い胃の腑が溜息を吐(つ)いてゐる...
薄田泣菫 「茶話」
...胃の腑をも悪くするものなのだ...
薄田泣菫 「茶話」
...急に胃の腑の味方をして...
薄田泣菫 「茶話」
...胃の腑の詰まつてゐる代りに...
薄田泣菫 「茶話」
...胃の腑のなかで消化されるところはみられたものじゃないぜ』と言うんだ...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「決闘」
...「胃の腑」と「詩」との間にはまだだれも知らないような複雑微妙の多様な関係がかくされているのではないかと思われる...
寺田寅彦 「詩と官能」
...既に胃の腑になかつたし...
原民喜 「小さな村」
...スタンブール種の女が命ずる限りにおける人民の友――もっともこいつは(バイロン卿はぐっとおくびを噛み殺した)われ/\の胃の腑からより跨くらのやつの命令だがね僕の名は...
槇村浩 「長詩」
...なまの肉はつねに我々の胃の腑に適しないと言って...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...しばしば同時に我々を襲うところの・そして互いにほとんど必然的な関係をもつところの(例えば肝臓の熱と胃の腑の冷えというような)・様々の相反する故障にも対処しなければならないので...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...空っぽで邪魔物のない胃の腑の中で一そうよく作用するからである...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...胃の腑までもつきあがってくる思い...
矢田津世子 「旅役者の妻より」
...胃の腑(ふ)から空腹を訴えられる時だった...
吉川英治 「宮本武蔵」
...それほど胃の腑を刺戟されることもない...
笠信太郎 「乳と蜜の流れる地」
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