...これすなわち「だらし」に取りつかれたるものなるが、里俗には、なにか食物を携えおればこの魔にかからずといえど、実際においては、鰯(いわし)売りの男が鰯の傍らに昏倒(こんとう)したる例あり...
井上円了 「おばけの正体」
...里俗(りぞく)の伝(つた)へに此地は大むかし平家の人の隠(かくれ)たる所といふ...
京山人百樹刪定 「北越雪譜」
...里俗(りぞく)の伝(つた)へに平氏といへるもよしあるに似(に)たり...
京山人百樹刪定 「北越雪譜」
...里俗(りぞく)初君屋敷(やしき)といふ...
京山人百樹刪定 「北越雪譜」
...○羽子擢(はごつき)(我里俗(りぞく)はねをつくといはずはねをかへすといふ...
京山人百樹刪定 「北越雪譜」
...○ハツハキといふは里俗(りぞく)のとなへなり...
京山人百樹刪定 「北越雪譜」
...里俗わら屑(くづ)のやはらかなるをシビといふ...
京山人百樹刪定 「北越雪譜」
...里俗(りぞく)かじきといふ...
京山人百樹刪定 「北越雪譜」
...其時にいたるを里俗(りぞく)※道(そりみち)になりしといふ...
京山人百樹刪定 「北越雪譜」
...只(たゞ)大なるを里俗に修羅(しゆら)といふ...
京山人百樹刪定 「北越雪譜」
...是我(わが)里俗の習(ならは)せなり...
京山人百樹刪定 「北越雪譜」
...これを里俗の祝事(いはひごと)とすればいかる家なく...
京山人百樹刪定 「北越雪譜」
...里俗(りぞく)呼(よん)で城(しろ)といふ...
京山人百樹刪定 「北越雪譜」
...(里俗滝つぼを釜といふ)滝七段(だん)あるゆゑに七ツ釜とよびきたれり...
京山人百樹刪定 「北越雪譜」
...里俗(りぞく)伊勢より御師(おんし)の持きたるおはらひ箱をおがうさまといふ...
京山人百樹刪定 「北越雪譜」
...里俗鰡堀(りぼくりゅうぼり)へ差懸(さしかか)ると俄然(がぜん)...
関根黙庵 「枯尾花」
...今も里俗に伝うる河童は...
南方熊楠 「十二支考」
...加古川を渡り阿弥陀宿(あみだじゆく)村をすぎ六騎武者塚(里俗喧嘩塚)といふを経て三里御著(ごちやく)駅に至り一里姫路城下本町表屋九兵衛の家に宿す...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
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