...いわば育ての親とも言うべき大切な師なのである...
上村松園 「三人の師」
...ふとしたことからその娘の育ての親にめぐり会い...
大阪圭吉 「三の字旅行会」
...育ての親であるその慈悲深い人を支部長に仕立てて...
大阪圭吉 「三の字旅行会」
...懸命の育ての親だった若いつるだけで...
太宰治 「新樹の言葉」
...この伯父もまた育ての親のひとりであって...
太宰治 「竹青」
...いかに育ての親とはいつても...
太宰治 「津軽」
...この悲しい育ての親の影響だつたといふ事に気附いた...
太宰治 「津軽」
...生みの親より育ての親...
太宰治 「冬の花火」
...育ての親であった強情者の将軍夫人が彼らをはじめて見たのも...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...農夫と作物とは、収穫する人と、収穫せらるる物との関係ではなくして、育ての親と、育てられる子との関係でありました...
中里介山 「大菩薩峠」
...世間でも生みの親より育ての親と言うだろうじゃねえか...
中里介山 「大菩薩峠」
......
野口雨情 「おさんだいしよさま」
...殺されたんだぞ」「えッ」「十九年間の育ての親だ...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...北海道畜産の育ての親エドウィン・ダンも...
服部之総 「望郷」
...薄情だった育ての親夫婦も...
正岡容 「寄席」
...親のない子は育ての親を信頼すべきだという世間の言いならわしのように私の誠意をだんだんと認めていってくれますか」などと源氏は言っていた...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...親ではないのか」「育ての親でございまする...
吉川英治 「私本太平記」
...育ての親――乳母のお沢(さわ)なのである...
吉川英治 「新書太閤記」
便利!手書き漢字入力検索