...その両肱(りょうひじ)は棚(たな)のようなものに支えられて...
有島武郎 「クララの出家」
...肱(ひじ)を曲げた...
泉鏡花 「女客」
...灰の中へ露(あら)わな肱(ひじ)も落ちるまで...
泉鏡花 「婦系図」
...簡袖の肱で横ざまに眼をぬぐうと地面に手をついて引退った...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...心持肱を張つて坐つてゐた...
田畑修一郎 「医師高間房一氏」
...食卓に屈みこむように両肱をついて...
豊島与志雄 「紫の壜」
...いろりの火の前の深い肱掛椅子には...
ナサニエル・ホーソン Nathaniel Hawthorne 三宅幾三郎訳 「ワンダ・ブック――少年・少女のために――」
...「オイ! シューロチカ!」「痛い?」黙ってナースチャは肱を動かし...
「赤い貨車」
...「はい」卓子に肱をつき...
宮本百合子 「或る日」
...椅子の頭に肱をついたまま...
横光利一 「上海」
...橇の脇板へ肱をついている矢代の指先だけ...
横光利一 「旅愁」
...肱(ひじ)をついて...
吉川英治 「脚」
...女の肱につかまって起(た)った...
吉川英治 「大岡越前」
...曹操の股肱(ここう)だ...
吉川英治 「三国志」
...手の肱(ひじ)足くびには繃帯(ほうたい)などして...
吉川英治 「新・水滸伝」
...将門の股肱を以て任じている一連の首脳部たちも...
吉川英治 「平の将門」
...肱(ひじ)でこすりながら...
吉川英治 「松のや露八」
...左の肱(ひじ)は...
吉川英治 「宮本武蔵」
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