...」と肱枕の書生は大欠伸(あくび)をしつゝ上目(うはめ)で眤(じつ)と瞻(みつ)めつ...
内田魯庵 「貧書生」
...肱(ひじ)の所から無慙(むざん)に切落されて...
江戸川乱歩 「一寸法師」
...同じ目的で突っ込んできた別の浮浪者に肱で追いやられてしまった...
アーサー・コナン・ドイル Arthur Conan Doyle 大久保ゆう訳 「ボヘミアの醜聞」
...肱金(ひじがね)に油がきれていたので...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...又聞陛下選股肱之將...
内藤湖南 「日本文化の獨立」
...それから、仲吉利の許へは、吉井七之丞、肱岡五郎太、村田平内左衛門等でござります」「大砲を持出して、豊後の屋敷を撃とうとしたのは?」「高木市助に、和田仁十郎」「それを、指図しておるのが、山一に、近藤、高崎か」「はい」「そちに任せる...
直木三十五 「南国太平記」
...そ奴は机のまんなかへ鉛筆ですぢをひいてこちらの肱がちつとでもむかふの領分へはみだせばすぐに肱鉄砲をくれたり...
中勘助 「銀の匙」
...肱(ひじ)の角度を左右に開いた形もよい...
中里介山 「大菩薩峠」
...そこへ肱枕(ひじまくら)で...
中里介山 「大菩薩峠」
...そしてあの鞣皮で張った肱掛椅子に腰をかけている爺さんの眼に注がれている物はこれなのだ...
エドガア・アラン・ポー Edgar Allan Poe 佐々木直次郎訳 「鐘塔の悪魔」
......
三好達治 「南窗集」
...肱(ひじ)を突いたり...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...釣込まれるように両肱を張り...
夢野久作 「戦場」
...悠然と椅子の上に両肱を張った...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...そうして患者が無言のまま指し示すまにまに元の肱掛椅子の中へ...
夢野久作 「霊感!」
...又六も、左の手を負傷して、肱のつがいを、接木(つぎき)のようにボロでまいていた...
吉川英治 「上杉謙信」
...肱(ひじ)を曲げて顔をかくした...
吉川英治 「私本太平記」
...銃の腹を肱(ひじ)に乗せ...
吉川英治 「新書太閤記」
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