...これに肯定的な答えを送るためには...
有島武郎 「惜みなく愛は奪う」
...正に一つの肯定的な歴史哲学であったことを...
戸坂潤 「イデオロギー概論」
...そのまま肯定的なものに逆転すればよい...
戸坂潤 「科学論」
...肯定的な一面では...
戸坂潤 「現代哲学講話」
...つまり一般に事物の否定即肯定的な媒介が絶対的媒介だというのだから...
戸坂潤 「現代唯物論講話」
...自然科学に対するブルジョア哲学の多少とも肯定的な態度が新カント主義を以て終ってることは強調さるべきだと思います...
戸坂潤 「読書法」
...肯定的な実験結果を知らせてくれた...
中谷宇吉郎 「雨を降らす話」
...そしてそれらが全部肯定的な結果となったというのである...
中谷宇吉郎 「心霊現象と科学」
...それ以前の句への肯定的な評価と打って変わって否定的な評価をするようになった...
藤野古白 「藤野古白句集」
...明らかに肯定的なものだったと見えて...
A. ブラックウッド A. Blackwood The Creative CAT 訳 「盗聴者」
...征服されたものにまで消え失せるところの肯定的なるものの認識によつて...
三木清 「唯物史観と現代の意識」
...否定的なるものを肯定的なるものへの必然的關係に於て思惟する...
三木清 「唯物史観と現代の意識」
...この問に對して肯定的な態度をとつてゐるやうに見える...
三木清 「歴史哲學」
...ぼくらにとって肯定的な事がらをも含んでいる実体――と言うよりも...
三好十郎 「恐怖の季節」
...肯定的なものだつたんです...
三好十郎 「肌の匂い」
...肯定的な形式の下に表わされた一つのピュロニスムである...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...すべて肯定的な命題から成りたっているが...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...ヨーロッパ文化の摂取に対する肯定的な機運が最も高まっていた...
和辻哲郎 「鎖国」
便利!手書き漢字入力検索