...二挺の肩輿(かご)が表門を入ってきた...
田中貢太郎 「金鳳釵記」
...後ろの肩輿の窓から小さな光るものが落ちた...
田中貢太郎 「金鳳釵記」
...もう肩輿は中門を入って...
田中貢太郎 「金鳳釵記」
...肩輿の中から釵を落したのよ...
田中貢太郎 「金鳳釵記」
...腕車(わんしゃ)と肩輿(けんよ)と物は既に異っているが...
永井荷風 「梅雨晴」
...忽捨肩輿誇勝具...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...榛軒は肩輿(けんよ)を以て迎へようとした...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...是に於て慊堂は書を裁して肩輿を辞したのである...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...)本芝にて肩輿を倩(やと)ひ...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...肩輿二を倩ひ、三里半の山路屈曲高低を経歴す...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...病人は肩輿(かたごし)に助けられて...
吉川英治 「新書太閤記」
...いくら肩輿(かたごし)の中でも冬風がさわる...
吉川英治 「新書太閤記」
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