...そこでわたしの左側に押されて小さくなっていた肥えた紳士に訊いてみると...
魯迅 井上紅梅訳 「村芝居」
...「君は又肥えたね」「そうですか」と私は頬のあたりを撫(な)で廻した...
梅崎春生 「風宴」
...ぶくぶくに肥えたおふぢが...
武田麟太郎 「一の酉」
...405肥えたる羊...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...然し土地の生産力としては肥えたものであり...
中里介山 「武州喜多院」
...馬鹿みちまつたと云ふもンだなア……」肥えた方が...
林芙美子 「下町」
...背のひくい丸々と肥えた中年の女が賑やかに兩袖をぱた/\させて這入つて來た...
林芙美子 「風媒」
...そして今では地味の肥えた所となって...
ナサニエル・ホーソン Nathaniel Hawthorne 三宅幾三郎訳 「ワンダ・ブック――少年・少女のために――」
...実に丸々と肥えた...
宮本百合子 「犬のはじまり」
...兄貴によく似た躯つきの固太りに肥えた妹とは...
山本周五郎 「青べか物語」
...「まだやれないか」「そろそろというところでしょうな」と老人は肥えた二重顎(ふたえあご)を指で掻(か)きながら...
山本周五郎 「赤ひげ診療譚」
...竹次には肥えた田を五段歩と...
山本周五郎 「菊千代抄」
...肥えたばかりでなく...
山本周五郎 「桑の木物語」
...肥えた若者が喚いた...
山本周五郎 「花も刀も」
...女主人とみえる肥えた女と...
山本周五郎 「屏風はたたまれた」
...先方は肥えた五十男だったが...
山本周五郎 「ゆうれい貸屋」
......
與謝野寛・與謝野晶子 「満蒙遊記」
...だいぶ肥えたであろう...
吉川英治 「新書太閤記」
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