...東京(トンキン)から持つて来た罌粟(けし)の種子を死骸で肥えた墓地に植ゑて見ると思ひの外に成績がよくてその特徴を発揮させることが出来た...
芥川龍之介 「鴉片」
...肥えた馬、軽い裘(けごろも)、ひどく立派な旅装をしていたが、嚢中(のうちゅう)には宝玉がみちていた...
田中貢太郎 「西湖主」
...記者は先生の圓々と肥えた体つきにも注意したが...
谷崎潤一郎 「蘿洞先生」
...そして何と肥えた鰯だらう...
種田山頭火 「行乞記」
...武男はでっぷりと肥えたれどさすがに争われぬ年波の寄る母の額を仰ぎ「私(わたくし)は始終外(ほか)にいますし...
徳冨蘆花 「小説 不如帰」
...母親はよく肥えた柄の大きい婦人で...
林芙美子 「幸福の彼方」
...かの輩肥えた人からまず食うので達と一小児と残さる...
南方熊楠 「十二支考」
...白い襟首と肥えた白い頬とが側面から見えた...
室生犀星 「性に眼覚める頃」
...その上に若き女どものいみじう肥えたるが二人まで倒れかゝりてゐたり...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...ひとりの力にて人間に甘き果実と肥えたる草とを与えたり...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...「肥(こ)えたよい土地(とち)だ! 肥えたよい土地だ!」ニールスはすぐ...
セルマ・ラーゲルレーヴ Selma Lagerlof 矢崎源九郎訳 「ニールスのふしぎな旅」
...酒好きの肥えたこの老人は...
山本周五郎 「いさましい話」
...肥えたのも痩せたのもいた...
山本周五郎 「似而非物語」
...九勘右衛門は四十二三になる肥えた男で...
山本周五郎 「末っ子」
...肥えた幼児の次には三つくらいの...
山本周五郎 「百足ちがい」
...どっしりと肥えた...
山本周五郎 「風流太平記」
...このたび当地へ講演にお招き申したのもその手順の一であるが……江戸表重役のうちに反対する者があってな」頼母は肥えた体をかがめながら...
山本周五郎 「夜明けの辻」
...魯粛の肥えた体も...
吉川英治 「三国志」
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