...支那から帰朝すると間もなく脳貧血症を憂いて暫らく田端(たばた)に静養していた...
内田魯庵 「二葉亭余談」
...途中で禁忌(きんき)症状が出れば...
梅崎春生 「狂い凧」
...学者なるがゆえの道徳不感症は実際の犯罪史上にもその例がとぼしくないが...
江戸川乱歩 「探偵小説の「謎」」
...私が現にもて悩んでゐる不眠症である...
薄田泣菫 「独楽園」
...すべての有毒または有害な物質は充分量が吸収されるや否や症状の原因になるからである...
ジョン・スノウ John Snow 水上茂樹訳 「コレラの伝染様式について」
...そのせいか後屈症を起して切開手術のため又入院した...
高村光太郎 「智恵子の半生」
...分裂症ははじめ世の中や他人に無関心になり...
田中英光 「さようなら」
...その症状に危ないところがないとわかってほっとしたのだった...
アーサー・コナン・ドイル Arthur Conan Doyle 三上於菟吉訳 「ライギット・パズル」
...日本に関して私かに精神主義を混入していることの症状と見ることが出来る...
戸坂潤 「日本イデオロギー論」
...など)に噛まれたときの中毒症状の詳細が含まれている...
マクス・ノイバーガー Max Neuburger 水上茂樹訳 「医学の歴史」
...一八九六年頃から肝臓癌(かんぞうがん)の症状が著しくなり...
野村胡堂 「楽聖物語」
...癆症は癆咳(らうがい)と申しまして...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...かねて貧血症の唇を紫色にし...
久生十蘭 「ノンシャラン道中記」
...軽症、このことだけが僅かに彼を慰め、よし最後には重症たるべく運命づけられてゐるとは云へ、重病室とはまだまだ距離がある...
北條民雄 「癩を病む青年達」
...帝に従ってエジプトへ行っている間に多分憂鬱症のために...
エドガア・アラン・ポー Edgar Allan Poe 佐々木直次郎訳 「しめしあわせ」
...護衛官が重症だと言うのに...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「王冠の重み」
...こうした中風の症状を「これは脳髄の全体が...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...前例がなかったため大いに当惑した――これが前駆症状だったに違いない...
H. P. ラヴクラフト H.P.Lovecraft The Creative CAT 訳 「時間からの影」
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