...鉄骨のような肢(あし)があって...
海野十三 「蠅」
...巨大な裸女の肢体(したい)のように感じられた...
江戸川乱歩 「影男」
...Plethysmograph によって四肢の血量を計る方法...
江戸川乱歩 「心理試験」
...四肢は気品よく細長く...
太宰治 「懶惰の歌留多」
...今日も湯の中で凝乎(じっ)と四肢(てあし)を伸ばしていた時に...
橘外男 「令嬢エミーラの日記」
...汝(おのれ)が四肢(し)五體(たい)を寸々(すん/″\)に切裂(きりさ)き...
シェークスピヤ William Shakespeare 坪内逍遙訳 「ロミオとヂュリエット」
... 805肢體疵つけ血を流し敵の急所に觸れんもの...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...四肢には骨がなくなり肉には筋肉がなくなったかのように...
ユゴー・ヴィクトル Hugo Victor 豊島与志雄訳 「死刑囚最後の日」
...わが輝やく城の肢體をしてみがきしたしく魚らと淫樂せしめてよ...
萩原朔太郎 「散文詩・詩的散文」
...その中に四肢をかぢかめて丸くなつたりした...
牧野信一 「風媒結婚」
...ダラリと四肢(てあし)を踏延(ふみのば)している...
松本泰 「日蔭の街」
...前肢(まえあし)を一本環の中の方へ出して...
宮沢賢治 「鹿踊りのはじまり」
...いつか子の背は、我よりも高く、その四肢は、若く力強く、幾年かの昔、自分の持って居た若き誇り、愛情をその体にこめてある事と想うて居る...
宮本百合子 「大いなるもの」
...四肢が衰弱し冷却していたために毒も心臓までとどかなかったのである...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...くびじろの肢の下で雪けむりがあがった...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...馬の前肢がやわらかい田土にふかく入ってしまっている...
吉川英治 「新書太閤記」
...そしてその中で四肢の筋肉でもいっぱいに伸ばしているのか...
吉川英治 「新書太閤記」
...四肢は伸び伸びして...
吉川英治 「宮本武蔵」
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