...自然二股膏薬(ふたまたこうやく)主義を取らなければならないようになったのである...
伊波普猷 「沖縄人の最大欠点」
...三重の塔は法隆寺の塔を見た目には物足らぬが其でも蟇股や撥形の争はれぬ推古式のところが面白い...
高浜虚子 「斑鳩物語」
...股倉に手をやると...
高見順 「いやな感じ」
...そして真直に立ち直って大股に出て行った...
豊島与志雄 「蠱惑」
...「少々ものを承りとうございます」小股(こまた)の切れ上った女が...
中里介山 「大菩薩峠」
...淺葱(あさぎ)の股引(もゝひき)に木綿布子(ぬのこ)...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...太股とか背中とか...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...淺黄(あさぎ)の股引(もゝひき)のあつたのを...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...夫の股間に右手をさし入れた...
火野葦平 「花と龍」
...一つ股に一つ宛締めて...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...爪先を立てた足が、大股に運ばれる...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「ある幸福」
...男の悠(ゆっく)りした大股(おおまた)に小走りでついていった...
山本周五郎 「契りきぬ」
...自転車に乗って来た子供の太股の白さに日光が射していて...
横光利一 「旅愁」
...左の股(もも)に一弾の銃瘡(じゅうそう)と...
吉川英治 「新書太閤記」
...すっかり元気を取り戻したかの股旅者は...
吉川英治 「新・水滸伝」
...勘六は腰まで水の中に浸(つか)っていた――萠黄股引(もえぎももひき)に夜討草鞋(ようちわらじ)の片足を高く宙に揚げて...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
...大股に表のほうへ歩みかけた...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...太股のあたりを薙(な)ぎ払われて...
吉川英治 「宮本武蔵」
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