...寒さの身にしみる刑務所の廊下を大股に玄関へ歩いて行った...
芥川龍之介 「冬」
...股野の事件は映画になりませんか」「そうですね」克彦は...
江戸川乱歩 「月と手袋」
...堅庭は向股(むかもも)に蹈みなづみ...
稗田の阿礼、太の安万侶 「古事記」
...ズボンの股のところが...
高見順 「いやな感じ」
...股(また)の下(した)から峠(とうげ)を見(み)ればもしや越後(ゑちご)の山(やま)かと思(おも)ひ泣(な)いてたもれなとも/″\に...
竹久夢二 「桜さく島」
...内股まで白粉を塗ってさ」「御倹約令といやあ...
直木三十五 「南国太平記」
...始めのうちは股野の自慢を好加減(いいかげん)に聞き流して...
夏目漱石 「満韓ところどころ」
...小股の内気な運び工合は実に天下一品だ……この歩み工合だけでも...
野口米次郎 「能楽論」
...その他(た)兩股(りようまた)の間(あひだ)に矢柄(やつか)を差(さ)し込(こ)む脚(あし)のついたものといつたふうに...
濱田青陵 「博物館」
...しかし、うすい光の中に、短い白刃が何本もきらめくのを見たと思った瞬間、左股に、熱い火のようなはげしい疼痛を感じた...
火野葦平 「花と龍」
...シヤツと股引(もゝひき)ひとつになつてしまひ...
牧野信一 「お蝶の訪れ」
...初めは勾股玄応用の一天張りでありながら...
三上義夫 「文化史上より見たる日本の数学」
...二股木古内急矣...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...座業の人に猫背がに股というのをよく見かけるけれども...
矢田津世子 「※[#「やまいだれ+句」、第4水準2-81-44]女抄録」
...悠々と股倉へ手を突込んでは一寸...
夢野久作 「近世快人伝」
...これより直ちに千浪を奪い返してまいるわ」と袴(はかま)の股立ち取って駈けでようとするところへ...
吉川英治 「剣難女難」
...中重(なかえ)ノ門を大股に殿上のほうへ通って行った...
吉川英治 「私本太平記」
...町中に馬蹄(ひづめ)の音もゆるく大股に運ばれていた...
吉川英治 「新書太閤記」
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