...之から些(ちつ)と肝玉(きもつたま)を練る修行に時々吠えてやるかナ...
内田魯庵 「犬物語」
...肝玉(きもたま)のすわっている方であった...
海野十三 「時計屋敷の秘密」
...肝玉のなきこの世の中で...
藤野古白 藤井英男訳 「人柱築島由来」
...終(つい)に肝玉を据ゑて立ち尽す事二十分ばかり群衆尽(ことごと)く散じて後やうやう炊事場に行き切符と引換に飯櫃と菜を抱え己の室に行きこれを同班の人に渡せし後再び炊事場に行きて湯を請へば薬缶一個も残らずとてことわられぬ...
正岡子規 「従軍紀事」
...肝玉(きもたま)が小さくなって相場が当らなくなったんだ...
夢野久作 「鉄鎚」
...その肝玉を踏み潰し...
夢野久作 「白くれない」
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