...どこか厚生省あたりの肝煎りで...
犬田卯 「米」
...後年シーボルトが長崎奉行の肝煎りで新知識普及の道場とした鳴瀧に源を發してをり...
徳永直 「光をかかぐる人々」
...そこからこの種の職業組合がおのずから当局肝煎りの官許組織となり...
戸坂潤 「現代日本の思想対立」
...だが当局肝煎りの組合結成には文化統制(検閲がその原型)以外の目的がある筈はない...
戸坂潤 「現代日本の思想対立」
...例えば美容院―床屋(尤も後に見るように服飾美容も一つの文化であるのだが)組合は最近当局の保護=肝煎りから解放された...
戸坂潤 「現代日本の思想対立」
...――ついでに云っておくが司法省の皆川次官の肝煎りで出来る研究会は主に経済学の権威ある研究をするらしく...
戸坂潤 「社会時評」
...一体従来対立していた連合通信社と電通とは外務省・軍部・其の他の肝煎りで三六年に這入ってから...
戸坂潤 「世界の一環としての日本」
...A新聞の竹中さんとP夫人の肝煎り...
宮本百合子 「狐の姐さん」
...顔役屋根屋弥吉などの肝煎りでひと夏にぎやかに興行...
山本笑月 「明治世相百話」
...同地で相当叩き上げた日本人の力士浜田常吉が肝煎りで...
山本笑月 「明治世相百話」
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