...不肖(ふしょう)じゃございますが...
芥川龍之介 「戯作三昧」
...」「肖像画(しょうぞうが)はあすこにもあるようじゃないか?」少将は炉(ろ)の上の壁を指した...
芥川龍之介 「将軍」
...私の父の肖像画を破ったりした...
スティーヴンスン Stevenson Robert Louis 佐々木直次郎訳 「ジーキル博士とハイド氏の怪事件」
...殊更(ことさら)少將殿の御事、不肖弱年の時頼、如何(いか)でか御託命の重きに堪へ申すべき...
高山樗牛 「瀧口入道」
...洋室の祖父の肖像畫がけしの花の油畫と掛けかへられたことと...
太宰治 「陰火」
...例によってその人物の肖像画...
チャールズ・ディッケンズ 佐々木直次郎訳 「二都物語」
...ある批評家はセザンヌの作品とドストエフスキーの文学との肖似(しょうじ)を論じている...
寺田寅彦 「津田青楓君の画と南画の芸術的価値」
...松陰肖像は、門人浦無窮(うらむきゅう)が、松陰東都檻送(かんそう)せらるるに際して描きたるものを、さらに謄写したり...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...描かれつつある人の肖像は...
夏目漱石 「三四郎」
...この晩肖柏が来て『源氏物語』「夢浮橋」の巻を書写してくれと懇望したとある...
原勝郎 「東山時代における一縉紳の生活」
...晩年磐梨(いわなし)郡某社の巫女(みこ)のもとに入夫(にゅうふ)の如く入りこみて男子二人を挙げしが後長子(ちょうし)は窃盗(せっとう)罪にて捕へられ次子もまた不肖の者にて元義の稿本抔(こうほんなど)は散佚(さんいつ)して尋ぬべからずといふ...
正岡子規 「墨汁一滴」
...自分の肖像写真も...
山之口貘 「装幀の悩み」
...それでなくてこんなによく肖(に)ている筈はない...
夢野久作 「白髪小僧」
...ニコニコしている斎藤博士の肖像や...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...不肖、村上義清ほど戦の艱苦を、つぶさに嘗(な)めて来たものはございませぬ...
吉川英治 「上杉謙信」
...不肖(ふしょう)...
吉川英治 「三国志」
...出発の際、「不肖、大任を受けて、築城に取りかかる以上は、遅くも、夏までには仕遂げて帰る」と、信盛は傲語(ごうご)して発(た)ったそうだが、その後は一向に捗々(はかばか)しい消息も聞えなかったのである...
吉川英治 「新書太閤記」
...不肖(ふしょう)三位有村が帷幕(いばく)にあっていたしますこと」「ははははは……」と...
吉川英治 「鳴門秘帖」
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