...高橋がよく煙草の煙をふうと天井に吹いとるな? あれまで肖(に)とるんぢや...
石川啄木 「我等の一團と彼」
...学者の肖像を見るもまたしかり...
井上円了 「欧米各国 政教日記」
...伯爵は等身大の亡き夫人の肖像画の前に座って...
大倉※[#「火+華」、第3水準1-87-62]子 「鉄の処女」
...両陛下の御肖像を並べて...
大下藤次郎 「白峰の麓」
...それぞれ見事な肖像を掲げてゐる...
徳永直 「光をかかぐる人々」
...そして荊(いばら)の冠(かんむり)を戴いてゐるクリストの肖像を見上げた...
レオ・トルストイ Lev Nikolaevich Tolstoi 森林太郎訳 「パアテル・セルギウス」
...もし、その人形が、余人の手になったものなら、不肖ながら、某等両人切腹の所存でござる...
直木三十五 「南国太平記」
...「どうだい肖像とは...
中村清太郎 「ある偃松の独白」
...詩人に関する多くの遺物と肖像画出版物などが陳列されてあり...
野上豊一郎 「シェイクスピアの郷里」
...不肖の倅に捧げ尽して惜しまなかった...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...倅(せがれ)の善太郎は少し不肖で...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...不肖(ふしょう)が一作...
林不忘 「仇討たれ戯作」
...これは彼自身の肖像と言つてよい...
堀辰雄 「芥川龍之介論」
...「山あらしの肖像画か?」と...
牧野信一 「悪筆」
...老紳士のりっぱな肖像画の前に足をとめてながめました...
ルイザ・メイ・オルコット L. M. Alcott 水谷まさる訳 「若草物語」
...美しい男の肖像画を見あげました...
ルイザ・メイ・オルコット L. M. Alcott 水谷まさる訳 「若草物語」
...これはブルターニュでは死者の肖像の周圍に飾りつけるものであつた...
ピエル・ロチ Pierre Loti 吉江喬松訳 「氷島の漁夫」
...僕は僕の肖像画が妬ましい...
渡辺温 「絵姿」
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