...半身肌脱ぎになって首から上へ真白に白粉を塗って...
淡島寒月 「梵雲庵漫録」
...幌(ほろ)の中で肌脱ぎに引きかなぐり...
泉鏡花 「薄紅梅」
...此日は殊に蒸し暑い日であつたが例の八疊の室に文太郎は薄い蒲團を延べて肌脱ぎになつた儘暑苦しさうに寢てゐた...
高濱虚子 「續俳諧師」
...女中のいさが片肌脱ぎになっている...
外村繁 「澪標」
...二人は肌脱ぎになっていた...
直木三十五 「南国太平記」
...肌脱ぎなど出来そうもない涼しさであった...
中谷宇吉郎 「由布院行」
...当の賀奈女は大肌脱ぎになったまま...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...火の見櫓から見下ろされるのを承知で大肌脱ぎか何かで化粧していたんでしょう」とガラッ八...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...眼の前で大肌脱ぎになって化粧しているんだ...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...大肌脱ぎで化粧をして居る小夜菊を...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...肌脱ぎとなり)野郎...
長谷川伸 「一本刀土俵入 二幕五場」
...事情(しだい)によっちゃ一と肌脱ぎますぜ...
久生十蘭 「魔都」
...仁作も顔を洗ひ、肌脱ぎになつて、濡れた手拭で体中を拭いた...
北條民雄 「無題※[#ローマ数字1、1-13-21]」
...彼の眼の先きで肌脱ぎになつて化粧をしたり...
牧野信一 「小川の流れ」
...肌脱ぎになる習慣も止めて貰ひたい...
牧野信一 「蝉」
...(安つぽい赤の長繻絆を見せ半ば肌脱ぎになつて...
三好十郎 「疵だらけのお秋(四幕)」
...肌脱ぎになつてぴちやぴちや叩かせた...
室生犀星 「神のない子」
...最前の三多羅和尚が双肌脱ぎとなり...
夢野久作 「名娼満月」
便利!手書き漢字入力検索
この漢字は何でしょう??