...唖然たる癡呆の一書生なり...
饗庭篁村 「良夜」
...その一人は同文書院の学生なり...
芥川龍之介 「上海游記」
...故(こ)ロオレンス先生なり...
芥川龍之介 「その頃の赤門生活」
...先生なり奥方なりに逢ったところで...
泉鏡花 「婦系図」
...必ず明智なり書生なりが付きそっていた...
江戸川乱歩 「黒蜥蜴」
...風采あがらざる一老書生なりしに...
大町桂月 「牛經」
...その二、三年前に張之洞(ちょうしどう)の著した有名な勧学篇などにも、大いに日本留学の必要が力説されていて、日本は小国のみ、しかるに何ぞ興(おこ)るのにわかなるや、伊藤、山県(やまがた)、榎本(えのもと)、陸奥(むつ)の諸人は、みな二十年前、出洋の学生なり、その国、西洋のためにおびやかさるるを憤り、その徒百余人をひきい、わかれて独逸、仏蘭西、英吉利にいたり、あるいは政治工商を学び、あるいは水陸兵法を学び、学成りて帰り、もって将相となり、政事一変し、東方に雄視す、などという論調でもって日本を讃美し、そうして結論は、「遊学の国にいたりては、西洋は日本に如(し)かず」という事になっているが、しかし、その理由としては、一、路(みち)近くして費をはぶき、多くの学生を派遣し得べし...
太宰治 「惜別」
......
鶴彬 「鶴彬全川柳」
...斯く申す小生なり...
徳富盧花 「燕尾服着初の記」
...学生は学生なりに...
豊島与志雄 「ジャングル頭」
...日頃噂に聞く大家の事なれば最初はまづ門前払なるべしと内々覚悟せしにわけもなく二階の書斎に通され君らは巌谷の門生なりとか...
永井荷風 「書かでもの記」
...是れ観音の御利生なり』と伏し拝んで...
野口米次郎 「能楽論」
...又卯月八日に御誕生なりき...
長谷川時雨 「尼たちへの消息」
...たま/\私の小学校の旧友で当時厳格峻厳を以て知られてゐた付属中学の一年生なりしと云ふ良家の息は...
正岡容 「浅草燈籠」
...自分の家代々長生なりしに...
南方熊楠 「十二支考」
...自分のこれまでの人生なり社会なりの見かたを変えるなにかが加えられた...
宮本百合子 「歌声よ、おこれ」
...この地位は未生なり...
森鴎外 「柵草紙の山房論文」
...衆生これ衆生なり...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
便利!手書き漢字入力検索