...肌寒い、蕎麦の花が白い...
種田山頭火 「其中日記」
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種田山頭火 「其中日記」
...窓をあけはなつて浴衣一枚では肌寒い...
種田山頭火 「其中日記」
...高く来て肌寒い...
種田山頭火 「旅日記」
...肌寒い日である、ああ一杯やりたいなあ!もう一週間あまり一滴も注入しないのだから無理もありますまい!門外不出、黙々として終日机辺を離れなかつた...
種田山頭火 「松山日記」
...松井は急に肌寒い思いをしながら...
豊島与志雄 「球突場の一隅」
...肌寒いと云えば、何かにつけて君枝にはそういうところがあった...
豊島与志雄 「鳶と柿と鶏」
...彼はぞっと肌寒い感じを全身に覚えた...
豊島与志雄 「人間繁栄」
...肌寒い思いで、草履の足を引きずって、尋ねあるきましたが、それらしい家は見当りませんでした...
豊島与志雄 「沼のほとり」
...肌寒い感じだった...
豊島与志雄 「裸木」
...吹きすさむ梅雨晴の夜風は肌寒いほど冷(ひややか)である...
永井荷風 「つゆのあとさき」
...夜明けの肌寒いのを覚えると...
中里介山 「大菩薩峠」
...初秋の肌寒い風が...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...ぞつとするような肌寒い気持ちになつた...
林芙美子 「淪落」
...肌寒いほど更(ふ)けかけていた...
吉川英治 「私本太平記」
...肌寒いので寝ながら炉の中へ柴を投げこんで...
吉川英治 「宮本武蔵」
...峰々の上に冴えてゐる空の光にも土地の高みが感ぜられて、自づと肌寒い...
若山牧水 「みなかみ紀行」
...峰々の上に冴えている空の光にも土地の高みが感ぜられて、自ずと肌寒い...
若山牧水 「みなかみ紀行」
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