...いかなる御感(おんかん)じか御胸(おんむね)に浮び候や...
泉鏡花 「凱旋祭」
...御感(ぎよかん)を忝ふしたと心得て感涙に咽(むせ)んで...
内田魯庵 「犬物語」
...御感想はいかがです」帆村の長広舌を聞いている間に...
海野十三 「地獄の使者」
...御感激もひとしほ強く...
太宰治 「右大臣実朝」
...明神が御感応ましまして...
中里介山 「大菩薩峠」
...公の御感(ぎょかん)に入って...
野村胡堂 「楽聖物語」
...此頃の御感想は……私は此言葉を胸にくりかえしながら...
林芙美子 「放浪記(初出)」
...そして右同氏の書面には「老生事多少たりとも文献報国の微忱(びしん)不禁此度び現代各階級より御高齢の諸名士一百人を厳選仕りその各位より健康長寿に干する御感想を伺いそれを取り纏めて一本として最も近き将来に出版仕度存候」とあった...
牧野富太郎 「牧野富太郎自叙伝」
...なお許していただけない御感情のあるのをお顔で私は知って...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...ただ御感情を害していると聞きましただけでは...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...こんなことから宮の御感情はまたまた硬化していくのに対して...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...そのことで御感情を害するようなことはないでしょうか」と薫は言い...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...この場合の宮の御感情はさもこそと恐察される...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...その篤実な志に御感心なすったのであろう...
夢野久作 「梅津只圓翁伝」
...」紹介したりされたりで急に足もとからばたばた鳥の立つような眼まぐるしい表情の配りだった久慈も、矢代とは違い東野にだけは自分の気持ちも通じそうに思われたらしく、突然彼の方に傾きよると、「どうですか、パリの御感想は...
横光利一 「旅愁」
...」といふやうな御感想のものでありますが...
吉川英治 「折々の記」
...また所領の分配にもさしつかえなきゆえの御感賞であったのだ...
吉川英治 「新書太閤記」
...御感(ギヨカン)再三ニ及ブ”とある...
吉川英治 「随筆 新平家」
便利!手書き漢字入力検索