...私たちは、肉身で会って話したいと思います...
...彼は肉身勝負を挑みたがります...
...この本では、肉身感覚を重視する文化について説明されています...
...肉身離れした感覚を味わえる映画が公開されました...
...幽体離脱の練習をして、肉身と精神を分離することができました...
...同時にまた肉身の父を恥ぢる彼自身の心の卑しさを恥ぢた...
芥川龍之介 「大導寺信輔の半生」
...己が肉身は、三身即一の本覚如来(ほんがくにょらい)、煩悩業苦(ごうく)の三道は、法身般若外脱(ほっしんはんにゃげだつ)の三徳、娑婆(しゃば)世界は常寂光土(じょうじゃつこうど)にひとしい...
芥川龍之介 「道祖問答」
...その面と人とが精神も肉身も合致合体...
上村松園 「無表情の表情」
...自分の肉身、即ち親身は滅しても法身は常住である、肉としての自身は亡びても法としての自身を大切にせよと言われたのである...
高楠順次郎 「東洋文化史における仏教の地位」
......
高村光太郎 「智恵子抄」
...やはり肉身の間柄で虫が知らしたのではなかったであろうか...
谷崎潤一郎 「細雪」
...―――自分の肉身の妹が...
谷崎潤一郎 「細雪」
...自分の肉身の妹をそんな不良な女であると思いたくなかったこと...
谷崎潤一郎 「細雪」
...T―の唯一の肉身であるK―氏の耳へ入れない訳にいかなかつた...
徳田秋聲 「和解」
...次の世代すなわち原子力時代の人々の幸福のために慎み敬いながらわが肉身を守ってゆこうと思っている...
永井隆 「ロザリオの鎖」
...肉身を呪(のろ)い滅ぼしてかえって痛快を叫びたいお銀様が...
中里介山 「大菩薩峠」
...にくしん、にくしん、たれか肉身をおとろへしむ、既にうぐひす落ちてやぶれ、石やぶれ、地はするどき白金なるに、にくしん、にくしん、にくしんは蒼天にいぢらしき涙をながす、ああ、なんぢの肉身...
萩原朔太郎 「合唱」
...しかも哀しき肉身交歡の形見をだにもとめない頽廢徳者だ...
萩原朔太郎 「散文詩・詩的散文」
...全く不幸にして――この肉身の愛を捨て得ないために...
浜尾四郎 「死者の権利」
...この世の地水火風から成るこの用無き肉身が...
藤野古白 藤井英男訳 「人柱築島由来」
...彼の死を聞けば故郷の肉身は嘆くであらう...
北條民雄 「癩を病む青年達」
...しかしその中には肉身(しんみ)の情と骨肉(ちすじ)の愛とが現われていて...
矢崎嵯峨の舎 「初恋」
...あらゆる方法で吉平の肉身をいじめつけた...
吉川英治 「三国志」
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